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続・「介護」を予防するという考え方の話

重度化の予防という対策


普段の生活で「当たり前」のこと

例えば

食事する、入浴する、排せつする
運動するなどの無意識的当たり前

自らの意思でタイミングも加減も
自分でコントロールできますよね。

だけどもし要介護認定を受けると
これらが当たり前でなくなります。

それまで自分の意思で思った通り
出来たことが困難になるわけです。

今まで出来ていた事が出来なくなる。

これは心身共に弱まる要因の一つ
といわれます。そりゃ凹みますよ。

自立機能を維持するということは
その人がその人らしく生きる上で
大きく影響することだと思います。

そう考えると介護認定を受けても
重度化を抑えることが出来たなら

その先の本人の人生の過ごし方が
大きく変わるし、家族や支援者の
人生も変わるかもしれませんよね。

だとすれば、何をどうすればいいの?


例えば親が脳梗塞で倒れたとしましょう。


右半身に少し麻痺が残り介護認定を受けた。


でも杖を使えば自力歩行もできる状態の時、

それでも不自由そうでかわいそうだからと
家族が何でも代わりにしてあげたりすると

せっかくの※残存能力が使われなくなって
できることができなくなるかもしれません。

※残存能力:障害をもっている人が残された
機能を用いて発揮することができる能力の事


であればケアマネジャーさんや理学療法士
福祉用具士さんからのアドバイスを聞いて



できるだけ残存能力を活かせる環境を作る
ことに資金を優先して使うべきと思います。


本人がそれまでできた「当たり前」の事が
出来れば重度化を遅らせることに繋がるし
本人の幸福感に繋がる事もあると思います。


もし親がまだまだ元気でいてくれているなら


例えば、洋室から和室に移動する際などに
フローリングと畳に床段差がありませんか?

例えば、脱衣所から浴室へと移動する際に
浴室の出入口に段差があったりしませんか?

もし家の中の段差でつまずいて転びかけた
場所があればそれを平坦にしておくだけで


十分な介護予防にもつながるわけですから
実家に帰った時はそういう目線で家の中を
歩き回って親のために点検してみて下さい。

あんた何を探しよっと?

と、言われない程度にさりげなくですよ。


なったらどうするを考えて悩む前に
ならないように親子で考え予防する。


これが出来れば理想的だと思います。


そのうちそのうちと思っている間に
親と意思の疎通が出来なくなったら



きっと後悔すると思うのです。

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