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サムライTV「バトル⭐︎メン」最終回

「3月31日までに記事を書くことで連続投稿を37ヶ月まで伸ばすことができます」

こんな通知がnoteから来たので書くことにしました。忘れていたとか、ネタがなかったとかではなく、この2〜3月は常軌を逸した尋常ではないレベルで多忙だったため、通勤電車の中でもやるべきことが多く、仕事以外のことに頭を働かせる余裕がなかったのです。

最後の休みが2月4日で(次の休みは30日)、それ以降は取材、打ち合わせ、執筆、編集、校正、ブッキング、出演…etc。2月はアポがなかったのは1日だけで、3月も21日までは連日複数アポ。アポをこなすだけでなく、取材前やイベントMCの前には話を回すための準備があり、取材の後には当然、執筆&編集&校正があります。アポが入っていない時間にこれらをこなすため、移動時間は勉強時間になり、仕事と関係のないnoteを書いている場合ではなかったということです。

そんな事情はさておき、25日(月)、サムライTV「速報!バトル⭐︎メン」にコメンテーターとして出演させていただきます。4月からの番組改変に伴い、週末の試合をたっぷりお届けしてきた月曜バトル⭐︎メンは、この日が最終回だと聞きました(水曜、金曜は時間を変えて継続)。今後のことは追って発表されると思いますが、長きにわたって出演してきた番組なので寂しさを感じます。

各団体が独自の映像発信をおこなうようになり、番組がスタートした当時とはプロレス界の状況が変わり、ある程度役目は果たし切ったのかなという印象もあります。決して多くはないスタッフが現場を飛び回り、映像を撮影・編集して発信する仕事は、プロレスへの愛情がなければできません。前身の「Sアリーナ」時代から大変お世話になっており、サムライさんには感謝しかありません。

私が週プロの編集長となった2007年の4月、プロレス界はどん底でした。新日本は低迷期から回復途上で、NOAHは絶対王者を襲った病の影響もあって失速。全日本は様々な企画を試みるも集客に結びつかず、2000年代初期は圧倒的人気を誇った総合格闘技も闇が絡んだ不祥事で急降下。女子プロレスは前年に全日本女子、GAEAが団体をクローズ。こうした影響でプロレス専門誌(紙)も、「週刊ゴング」「週刊ファイト」が休刊となり、週プロも崖っぷちでした。

周囲から「敗戦処理」「貧乏くじ」と陰口を叩かれながら若くして編集長になった私に対して、サムライのスタッフさんたちは「一緒に協力してプロレス界を盛り上げていきましょう」と言って、私を毎週スタジオに呼んでくれて、週プロを紹介するコーナーもつくってくれました。

別のnote(下記)に書いたように、三沢光晴さんが亡くなったとき、試合の中継がサムライTVで、その際の対応も素晴らしく、崩れかけた心を救ってもらったこともあります。

思い出は数え上げたらキリがありませんが、プロレス界を盛り上げる同志として感謝の念は大きなものがあります。そうした思いから、週プロを卒業、プロレスの仕事をしなくなった今でも、オファーをいただいたら、可能な限りの勉強をして、「バトル⭐︎メン」には出演させてもらってきたのです。

まだまだ連続勤務は継続中で顔が疲れきっていますが、25日はそんな顔を見せずに精一杯つとめさせていただきます。サムライさんには今後もプロレス界を盛り上げていってくれることを期待しております。

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