カズサク

佐久間一彦/スポーツジャーナリスト。「週刊プロレス」の7代目編集長をやっておりました。…

カズサク

佐久間一彦/スポーツジャーナリスト。「週刊プロレス」の7代目編集長をやっておりました。日テレG+「プロレスリング・ノア」中継、「徳光和夫のプロレス自慢できる話」にレギュラー出演。これまでにアスリートを中心に1000人以上の方にインタビューしてきました。

マガジン

  • 1996年からの私

    週刊プロレス7代目編集長・佐久間一彦が、三沢光晴、小橋建太、髙山善廣らプロレスラーに学んだ日々の記録。

最近の記事

筒香報道とロッシー新団体

一連の筒香報道で気になったこと 「筒香、巨人入り!」 MLB挑戦を続けていた筒香嘉智選手が日本球界に復帰、古巣のベイスターズではなく、巨人に入団すると、スポーツニッポンが報じたのはおよそ1週間前。どこから得た情報かは定かではありませんが、この報道で「巨人入り決定」のような空気となり、SNSではさまざまな意見(批判)が飛び交いました。 正式な発表ではないにもかかわらず、一部では筒香選手がベイスターズに戻らないことに対して、かなり過激な言葉で批判する人もいました。あるいは移

    • ベイスターズが26年ぶりに優勝するための5勝4敗のススメ

      2024年のプロ野球が開幕しました。昨年、阪神タイガースが1985年以来の日本一に輝いたことにより、我が横浜DeNAベイスターズは12球団でもっとも優勝から遠ざかっている球団となってしまいました(最後の優勝は1998年)。 そんなベイスターズは開幕から3カード9試合を終えて、すべて勝ち越し、6勝3敗の首位と、スタートダッシュに成功しました。開幕前はエースの今永昇太選手がメジャーに移籍し、サイ・ヤング賞右腕トレバー・バウアー選手もメジャー復帰を目指して退団。昨シーズンの先発三

      • サムライTV「バトル⭐︎メン」最終回

        「3月31日までに記事を書くことで連続投稿を37ヶ月まで伸ばすことができます」 こんな通知がnoteから来たので書くことにしました。忘れていたとか、ネタがなかったとかではなく、この2〜3月は常軌を逸した尋常ではないレベルで多忙だったため、通勤電車の中でもやるべきことが多く、仕事以外のことに頭を働かせる余裕がなかったのです。 最後の休みが2月4日で(次の休みは30日)、それ以降は取材、打ち合わせ、執筆、編集、校正、ブッキング、出演…etc。2月はアポがなかったのは1日だけで

        • チョコレートと蕁麻疹

          本日2月14日はバレンタインデー。昨今は友達同士でチョコを贈り合う文化が浸透し、JKの娘は数日前から何やらせっせと大変そうでした。数年前までは「パパが本命」と言っていましたが、すでに王座からは陥落しています。まぁ、そんなもんでしょう。 さて、チョコレートはプロテインやプロテインバーでも人気の味です。バニラやイチゴと並んで古くからの定番であり、チョコレート味のプロテインを愛用するトレーニーも多いと思います。また、お土産の定番商品でもあり、老若男女問わず愛されていますが、実は私

        筒香報道とロッシー新団体

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        • 1996年からの私
          32本

        記事

          2024年の横浜F・マリノス

          2月に入り、ACLノックアウトラウンド、Jリーグ開幕が近づいてきました。というわけで今回は我が横浜F・マリノスの2024年を展望していきましょう。まずは今年のスカッドがこちら。 主力はほぼ変わらず、監督交代が大きな変化 2023年メンバーからの大きな変化はGK一森純選手のレンタル元のガンバへの復帰とCB角田涼太朗選手の海外移籍。戦術のキーであるハイラインを可能にするGK(去年は高丘選手)とCB(去年は岩田選手、その前はチアゴ選手)が毎年のように移籍するのはなんとかしたいと

          2024年の横浜F・マリノス

          すべてのジャンルはマニアが潰すの本質

          「すべてのジャンルはマニアが潰す」 これは新日本プロレスの親会社・株式会社ブシロードの木谷高明会長の言葉です。この言葉が最初にメディアに出たのは、新日本プロレスがブシロード傘下になった直後(2012年)だったと記憶していますが、受け取り方の相違によって、当時のみならず、今でもSNSではこの言葉を巡る論争が起きている場面をしばしば見かけます。というわけで、今回はこの言葉の本質の部分について書いていきたいと思います。 ブシロード傘下になった当時の新日本プロレスは、どん底期こそ

          すべてのジャンルはマニアが潰すの本質

          神社にまつわるご利益のある話

          明けすぎてるだろう!と言われそうですが、明けましておめでとうございます。まずは能登半島地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして一日も早い復興を祈念しております。 さて、息子の成人式も終わり、正月気分はとっくに終わり。3月半ばまでは怒とうの日々が続くことになります。明けすぎているとはいえ、2024年最初のnoteということもあり、今回は昨年に続き、“神社ソムリエ”佐々木優太さんから学んだ、神社にまつわる話を書いていきたいと思います。今後も役に立つ話だと思う

          神社にまつわるご利益のある話

          箱根駅伝直前~母校・青山学院大学の展望

          野球、サッカー、プロレス、バスケ、柔道、ラグビー…私はスポーツが大好きで、取材、現地観戦、テレビ観戦など、1年中、スポーツに触れる生活をしています。正月は元日のニューイヤー駅伝、2・3日の箱根駅伝を見るのが定番です。というわけで、今回は箱根駅伝について書いていきましょう。 この時期、箱根駅伝の展望記事は溢れています。専門で取材しているわけではなく、全チームの展望は難しいので、ここでは母校の青山学院大学に絞った話をしていきたいと思います。 まず青学は前回大会からダブルエース

          箱根駅伝直前~母校・青山学院大学の展望

          年齢を重ねて、失うもの<得るもの

          今年も残すところあとわずか。振り返ってみると、毎年のことでありながら、今年もいろいろやったなぁという印象です。カクテル、ポルシェ、ポーカーなど、今まで制作で関わることがなかったジャンルへの挑戦があり、本職のスポーツでは日本の国技である柔道の専門誌「柔道マガジン」を創刊、編集業務を一手に引き受けることになりました。そして来年は新規事業へのチャレンジも控えており、大変だけど新鮮で楽しい毎日が展開されていきます。 仕事が充実する反面、四十肩、靭帯再建手術と、体の故障に苦しめられた

          年齢を重ねて、失うもの<得るもの

          親指が使えないと困ること

          noteの更新がだいぶ久しぶりです。実はこれには理由があって、トレーニング中のアクシデントで右母指尺側側副靭帯損傷(断裂)のケガを負ってしまい、靭帯の再建手術を受けたからです。手術後はずっとギプスをしている状態で、右手(親指)が使えませんでした。 過去に何度も書いているように、このnoteは通勤電車の中で、スマホで書いています。肝心な右手親指が使えなくなった結果、noteの更新が滞っていたというわけです。もちろん、左手でスマホを操作することもできますが、右手と比べてスムーズ

          親指が使えないと困ること

          なぜプロレスラーは冬でも半袖なのか?

          11月に入りました。個人的にはまだまだ「暑い」と思っていますが、少し冷え込む朝晩は半袖で外を歩いている人はほとんどいません。私は基本的に暑い(熱い)人であり、駅まで歩いて暑くなることも考えて、朝でも夜でもまだ半袖です。 さて、「冬でも半袖」…と聞いて頭に浮かぶのはプロレスラーの方々です。冬場にレスラーと食事に行くと、アウターを脱いだら中はTシャツなんてことも頻繁にあります。というか、ほとんどのレスラーは半袖です。基本的にレスラーは一年中暑い生き物なのです。 レスラーに限ら

          なぜプロレスラーは冬でも半袖なのか?

          インフルエンザの話

          ニュースを見ていると、今年は例年以上にインフルエンザを発症する人が多く、予防接種のワクチン不足の懸念があると言います。ご存知の通り、ワクチンは病気の発症を防ぐものではなく、病気の重症化を予防するものです。時期的にもタイムリーということで、今回はインフルエンザの話を書いていきましょう。 そもそもの話として、インフルエンザは水鳥から始まるものです。大前提としてウイルスは種特異性があるため、普通は人間にかかるものは他の動物にはかかりません。もちろん、鳥にかかるものも人間にはかかり

          インフルエンザの話

          ステロイドを使った話

          8月末から原因不明の肩痛に悩まされていました。いわゆる「四十肩」と呼ばれる肩痛で、何もしていなくても激痛があり、腕を上げたり、回したりという可動が困難になり、トレーニングができないどころか、日常生活にも支障がありました。 四十肩はそのちょっとトホホなネーミングから想像するような生やさしいものではなく、発症する原因がわかっておらず、人によって回復期間は様々で、長い人だと1年以上かかり、場合によっては手術を要する場合もあると聞きました。 痛み止めを打ちながらリハビリをして、筋

          ステロイドを使った話

          息子が二十歳になりました

          本日10月3日、息子が二十歳の誕生日を迎えました。とくに大きな病気をすることもなく、元気に育ってくれて、父親としては嬉しい限りです。 現在は大学で将来のために医学・薬学を学び、塾講師のアルバイトをしつつ、バンド、フットサルを楽しみ、父と一緒にマリノスを熱烈に応援するという、非常にバイタリティに満ちた日々をすごしています。 親バカと言われそうですが、息子は明るく社交的で、真面目ですごく優しい本当にナイスガイです。我ながらとてもいい子に育ったと思っています。ただ、子どもの教育

          息子が二十歳になりました

          カクテルブックができるまで③テキーラの話

          9月29日に人気バーテンダーでユーチューバーとしても活躍するマスターイエツネさん著『神カクテル300』がKADOKAWAより発売されます。今回はお酒に関する「へぇ〜」となる話をお届けしましょう。 カクテルに使用されるお酒の代表格といえば、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラの4大スピリッツです。スピリッツは蒸留酒の一種で、日本の酒税法では、清酒からウイスキー類までのいずれにも該当しない酒類で、エキス分が2度未満のものがスピリッツと分類されます。雑味が少なくクリアな味わいのため、数

          カクテルブックができるまで③テキーラの話

          カクテルブックができるまで②

          9月29日に人気バーテンダーでユーチューバーとしても活躍するマスターイエツネさん著『神カクテル300』がKADOKAWAより発売されます。カクテルブックができるまでの話第二弾、今回は撮影の話をお届けします。 撮影は今治在住のイエツネさんに上京してもらい、横浜のダイニングバー「Newjack」さんをお借りして5日間の撮影へと入っていきました。 過去に発売されているカクテルブックはスタジオでライティングをして、カクテルが見やすいように黒ボックスで囲って撮影するのが一般的です。

          カクテルブックができるまで②