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2023年マリノス始動。

J1リーグ連覇を狙う、我が横浜F・マリノスの新体制発表がおこなわれ、2023年の第一次スカッドが確定しました(写真)。

主な選手の移籍としては前年MVPの岩田智輝選手がスコットランドのセルティックへ、ジョーカーとして活躍した19年得点王&MVPの仲川輝人選手がFC東京へ、2年連続二桁得点のレオ・セアラ選手がセレッソ大阪へ移籍。主な新加入は大分の快走アタッカー井上健太選手、高さが魅力の柏のCB上島拓巳選手、長崎のパリ世代のストライカー植中朝日選手。これに加えて、大学から新加入の村上悠緋選手、木村卓斗選手といったところ。単純に過去の実績で比較すると、戦力ダウンの印象も受けます。

ネガティブ思考な一部サポーターは「補強」「補強」とわめいていますが、個人的にはバランスのいい編成だと感じています。そもそも昨年終盤のレギュラーで抜けたのは岩田選手だけで、優勝メンバーは大半が残留しています。他チームの主力がレギュラーになれないチームにくるわけがないです。成長を望むギラギラした若い選手がレギュラー獲りを狙う、この編成はすごくいいと思います。

既存戦力の上積みも期待できます。昨年、加入が遅れてフィットに時間がかかったアンデルソン・ロペス選手やエドゥアルド選手は、マリノスのスタイルによりフィットした状態で最初からいるわけです。昨夏に獲得したヤン・マテウス選手は、フィットすればエウベル選手級の活躍が期待できる選手。そのほか、昨年はマリノスの戦術、強度に対応しきれなかった吉尾海夏選手や小池裕太選手の適応も上積みとして期待できます。また、昨年はコンディション不良で不本意なシーズンとなった19年の得点王マルコス・ジュニオール選手、E-1日本代表の畠中槙之輔選手のパフォーマンスが戻ればこれ以上の補強はありません。ネガティブ民の皆さん、安心してください。2023年マリノスは、間違いなく去年より強くなっていきますから。

そして今年はACLが9月からスタートなので、昨年とは編成の仕方が変わるのは当然です。リーグとACLを並行して戦うのと、リーグとルヴァンのグループリーグを並行して戦うのではまったく別物です。今季はルヴァンのグループリーグで試合をしながら新加入の選手たちをフィットさせていくことができます。そして夏に足りないと感じた部分やケガ人が出たところに強力な補強をしてACLに臨み、リーグのラストスパートをかけるという形になるでしょう。冒頭に第一次スカッドと書いたのは、夏には若手のレンタルも含め、編成が変わるからです。トランキーロってことですね。

エースのロペスがケガをしたら…、エウベルが引き抜かれたら…、ケヴィンにヨーロッパから声がかかったら…。起こってもいない最悪の事態を想定して不安がっていても楽しくないです。体に悪いから悪い妄想をして勝手に落ち込むのはやめましょう。

どうせ想像するなら、植中朝日が大ブレイクしてパリのエースになる…、井上健太が快足でJ1のディフェンス陣をチンチンにする…、吉尾海夏が大活躍してシーズン後にはマリノスの顔と呼ばれている…、フィットしたマテウスはエウベル以上にチートだった…etc。放っておいても現実はやってくるのだから、今は良い妄想をしてニヤニヤしていればいいんです。

というわけで、今季初戦のスーパーカップまでは1ヶ月を切っているので、キャンプはケガやコロナの影響なく、良い準備をして開幕してもらいたいと思うしだいです。

おわり。

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