◆家庭教育が大切な理由
■日本の学校教育
日本の学校教育の大半は、学習指導要領に沿って、
全国一律に同じ範囲を教え同じ学力をつける
学習が進められています。
そして学校での大半の子ども達の目標は
試験でいい点数をとること
志望校の入学試験に合格する
というものであると思います。
勉強には試験がつきもので
その成果を点数にして評価します。
当然、より高得点を目指して
正解を増やそうと努力し勉強します。
高校までの勉強では、必ず【正解は1つ】
であることが大前提とされた【問題】
が出題され、
子ども達はその【問題】に対して
必ずある【1つの正解】を求めて
効率的な学習を進めています。
いわゆる受験テクニックを磨く学習ですね。
【正解が1つ】である沢山の【問題】を
繰り返し解き、そのテクニックを
しっかり身につけ受験で合格を勝ち取ります。
当然、【正解が複数】の【問題】を
様々な角度から時間をかけて分析し
解き方を自らの力で考え編み出したり
既にある答えを疑って学びに広げたりなど、
そのような能動的な学習をすることが
なかなか難しい学校が多いように思います。
日本の大半の学校教育は、
常に与えられ・教えられる
受動的な学習であると言えます。
■自分で考える力(問題解決能力)
しかし、社会に出るとどうでしょう?
これからは、特に
学校教育で身に付くような
作業力・記憶力・計算力などは
AIが正確に素早くこなしてくれます。
その上、
【問題】に対する正解は
【絶対的ではない】のです。
【問題】を解決するには
様々な角度から分析・考察し
失敗を恐れず
自分を信じて
チャレンジし
解決方法を導き出す
そんな力が必要になってきます。
さらには、
学校生活以上に様々な価値観にも
触れるわけですから
常に問題意識を持ち
自分の意見を持っていること
違いを柔軟に受け入れ
互いに個を認める素直さ
なども必要になってくるでしょう。
そうするとそれらの力は
家庭で身につけられるよう
関わってあげることが
非常に大切であることは明らかです。