グルメなメンバーでコラボ粥をつくってみる|FM NORTH WAVE「L2nd」エルセカフェイバリッツスペシャル|2021年12月
札幌のFMラジオ FM NORTH WAVEの「L2nd」。8月の1ヶ月間、火曜日の「エルセカフェイバリッツ」のコーナーで4回にかけておかゆの魅力を語らせていただきました。
この、ありがた〜〜〜いご縁から、なんと今月、スペシャル企画が!!!
その名も…… #エルセカ的コラボ飯 !
おかゆに関する夢はいくつもあるけれど(おかゆ世界旅がしたい!とか、マツコの知らない世界に出たい!とか。笑)、いろんな専門家の方々とコラボをしておかゆをつくる、というのもひとつの夢でした〜…!
そんなわたしの夢をかなえてくださった「#エルセカ的コラボ飯」企画。
なんとなんと、ゴールはおかゆです!
< #エルセカ的コラボ飯 ルール >
・料理は「おかゆ」。
・番組に今年登場した7名の先生が、おかゆにあう具材などを提案。
・先生が次々とこれまでの具材にプラスする形で、アイテムを提案。
・最後にわたし鈴木かゆが、おかゆとしてまとめあげる!
責任重大!みんなでおかゆをつくろう企画でございます。
12月の毎週火曜日、全4回の放送で、次々と先生が登場します。
< #エルセカ的コラボ飯 スケジュール >
▷ 第1回 12月7日 ルール説明
▷ 第2回 12月14日 アイテムが追加
▷ 第3回 12月21日 さらにアイテムが追加!
▷ 第4回 12月28日 完成したおかゆをレポ
エリア外だけどradikoに登録しているよ〜って方も、是非、お聴きくださ〜い!
責任重大だけど、おかゆが主役になるっていい気分ですねえ〜…ワクワクの12月が始まりました!
◇ ◇ ◇
さて、12月14日に登場されたのが、2人の先生!
1人目の先生:手間抜き料理研究家 すがたなみさん
手間抜き料理研究家の「すがたなみ」さん。レンジやオーブン、炊飯器を使った魔法のようなお料理が得意な先生です。すがたさんのレシピは、手間がかからないのはもちろん、洗い物が少なかったり、分量の単位が覚えやすかったり。お料理することを純粋にたのしめる工夫が満載です!
↑今年発売されたすがたさんの新刊
すがたさんからのアイテムは……
『漬けておくだけ「大葉のめんつゆ漬け」』
おおおお〜!大葉!
すがたさんによると、めんつゆ(大さじ3)に、ごま油(大さじ1)、お好みでにんにくを入れた漬け汁を作り、茎を取った大葉を漬け込んで味が染み込んだら完成!とのこと。さすがすがたさん〜…超かんたん!
大葉の風味がついた漬け汁をタレのように使うのもアリ、とのアイディアも。なるほど〜…ありがとうございます!
2人目の先生:燻製BAR JiRaiyaオーナー 萩谷安彦さん
そしてそして2人目の先生は、札幌市の燻製BAR「JiRaiya」のオーナー、萩谷さん。
お刺身として食べられるほど新鮮な北海道の海の幸を燻製にする、というナンジャソリャ絶対おいしいやつじゃないですか、という感じの燻製たち。のんべえにはたまらんです〜…でも、おかゆに合うものあるのかしら?
↑お取り寄せもできますよ〜!
萩谷さんからからのアイテムは……即決でご指名!
『JiRaiyaの「燻製イクラ」』
く、く、燻製いくら!?いくらって燻製になるの!?燻製ってなんかこう、乾物というか、いぶりがっこ〜とか、燻製ナッツ〜とか、固いものと合わせるイメージだったから、いくらの燻製が存在するということにまず驚きました。
おかゆにいくら、大葉といくら。うん、合う合う。すごい!
12月14日放送のまとめ
というわけで、すがたなみさんから①『漬けておくだけ「大葉のめんつゆ漬け」』、燻製BAR「JiRaiya」の萩谷さんから②『JiRaiyaの「燻製イクラ」』をご提案いただきました。
それぞれの食材の良さを生かしつつ、でも、個人的にはおかゆの存在感も主張したい……!今のところ、ご提案いただいた2アイテムに良いものといえば、風味がしっかりしている穀物入りのおかゆとかが、アリなんじゃないかな〜と思ったり。試作をしつつ、作り上げていこうと思います!
12月14日放送後
【続報1】燻製BAR JiRaiyaさんから冷凍便が届きました〜〜〜!
燻製イクラだけじゃない……!燻製タコ、燻製ニシン、燻製サクラマス、燻製サメガレイ……まさかこんなにたくさん送っていただけるなんて、感激です。ありがとうございます!
食べるのがもったいないなあ〜……お味はのちほど、ご紹介しますね。
【続報2】漬けておくだけ「大葉のめんつゆ漬け」の試作をしました!
10枚の大葉のうち、5枚は細切りにして、5枚は茎を取って葉っぱのまま漬けてみました。いい感じの容器がなくて、ジップロックで代用。笑
一晩冷蔵庫で寝かせました。細切りにした大葉を取り出したら、ぎゅっ。かなりカサが減っていました!大量の大葉も一瞬で食べられちゃうやつですね。
試しにおかゆ(12月20日(月)のおかゆ:まぐろのブツと焼きネギで『ねぎま粥』)に乗せてみたところ……
めちゃうま〜!にんにくがいい仕事していて、かなりそそる系です。めんつゆを使っているから甘みを強く感じました。漬け汁も「タレ」になるというのは、めんつゆに甘みがあるからなのですね〜…!なるほど。
◇ ◇ ◇
さて、12月21日の放送です!
3人目の先生:オリーブオイルソムリエ 土上明子さん
野菜ソムリエで、オリーブオイルソムリエ。食育インストラクターで、ソロピクニッカー!グルメのプロフェッショナル、土上明子さん!
インスタグラムはこちら→ @akiko.tsuchigami
(おいしいのヒント、暮らしのわくわくのヒントが満載です!)
「おかゆに大葉に燻製。もう完成しているというか、オリーブオイルいらないじゃん、って言われちゃう気がしたんですけど……それを覆すオリーブオイルがあるんです♡」と、明子さん。ご提案くださったのが……
『つみたてとれたてのフレッシュなオリーブオイル!
その名も……「メルガレホ・ピクアル・ヌーヴォー」』!
ヌーヴォー…!?お恥ずかしながらオリーブオイル素人なもので、オリーブオイルにもワインと同じようにヌーヴォー(初物・早摘み)なるものがあることを初めて知りました……!
スペインから直で入ってきたとにかくフレッシュなオイルだそうで、トマトを収穫した時の手のような青々しい香りなのだとか。オイルが緑色なのは新鮮な証拠。新鮮なオイルは「クロロフィル」という成分が一番濃いため緑色だけれども、だんだんと黄色に変わっていくそうです。(クロロフィル!葉緑素ですね!生物でならった!)
明子さんがおっしゃっていたポイントは、オリーブオイルは素材を引き立てる!ということ。
「アイスにかけると『あ、ミルク♡』って思うし、お豆腐にかけると『あ、大豆♡』と感じますよ」と。へえ〜〜〜〜!!!
ほかにもオリーブオイルにはいろんなスゴイパワーがあって……
・お米の甘みが引き立ってくる
・魚介類の生臭さをマスキングしてくれる
・燻製の旨味(アミノ酸)をぐぐっと持ち上げてくれる
・大葉とはハーブ同士の相乗効果で高め合う
・ごま油の油っぽさを抑えつつ、胡麻の香りを引き立てる
のだとか。え〜…ほんとだったら、魔法の域じゃないですか〜!(半信半疑)
でも、ゆうかさんも「〜〜〜〜♡!!!」ってなっていたし……気になる気になる!魔法のオイル、たのしみにお待ちしております!ありがとうございます!
4人目の先生:キャンプで日本旅 YouTuberのカズトさん
「キャンプで日本旅」というワードだけでわくわくしちゃう!旅の様子をYouTubeで届けているカズトさん。カズトさんはキャンプメーカー「OKIBI(熾火 おきび)」のプロデュースもしていっしゃいます!
YouTubeはこちら!
(「キャンプで日本旅♪(ワクワク♪)」みたいな旅かと思ってYouTubeを覗いたら、特に最近は「キャンプで、日本旅……!(生きて帰ろう)」みたいなガチなやつでびっくりしました。笑)
北海道の冬キャンプに向けて旅の途中だというカズトさんからは……
『OKIBIの「桜の木のまな板&スプーン」』!
おおっ!食べ物ではないアイテムが追加!まな板とスプーン!なるほど〜使う使う!
「木の質感と温かさ、香りがアクセントになったりしそうですね〜」とゆうかさん。え〜どんな感じだろう?
来年リリース予定というOKIBIのアイテム。たのしみにお待ちしています!カズトさん、ありがとうございます!
12月21日放送のまとめ
というわけで、土上明子さんからは③『つみたてとれたてのフレッシュなオリーブオイル』、YouTuberカズトさんから④『OKIBIの「桜の木のまな板&スプーン」』が追加!
12月21日放送後
【続報1】カズトさんからまな板とスプーンが届きました〜〜〜!
超〜〜〜〜〜〜〜〜おっっっしゃれ!ほんとだ〜、ゆうかさんが「木の温かみがある」っておっしゃっていた意味がわかりました〜…素敵〜……キッチンにあるだけでわくわくしてきますね。ありがとうございます!
【続報2】JiRaiyaさんの燻製パーティーをしました!
今回の企画で使うのは燻製いくら。今回なんと、いくら以外のおすすめ燻製もたっぷり送ってくださいました!嬉しすぎる〜〜〜!
ちっちゃなカップにもりつけて、いつもお世話になっているのんべいな方々と燻製をおつまみにカンパイさせていただきました!
みなさん「燻製!?北海道!?魚介!?こりゃすごい!」と大興奮。
もりつけている途中でハッ!と閃いて……
【続報3】カズトさんのまな板にJiRaiyaさんの燻製を盛りつけてみました!
まな板なのにお皿のように使っても超おしゃれ〜…!木ってすごいですね、色も質感も引き立てる〜…!映えるってやつですね。
燻製は、左から「水タコ・サメガレイ・ニシン・サクラマス」。
気になる燻製のお味は……
水タコ:レア〜…!お口に入れた瞬間にタコが「くたっ」とするほどのレア感。スモーキーな香りの後にタコの甘みがしっかりきます。美味〜!
サメガレイ:お味が濃ゆくて、噛めば噛むほど味が出てくる系。万人受けするおいしさ!ビールにめっちゃ合いますね。
ニシン:ニシン特有の青っぽい臭みと燻製の香りが相乗効果で飲め飲めコールをしてきます。これは間違いなく日本酒!…と思ったんですけど、ちょいとスモーキーなスコッチのウイスキーと合わせても美味でした〜…!
サクラマス:とろんとやわらか〜い……!一瞬スモークサーモン?って思うんですけど、脂がベタッとしてないし、とろける感じではなくてもっと「詰まった」感じです。旨味がしっかり◎
…という感じで、とことん楽しませていただきました。舌が肥えた〜……ありがとうございます!
【続報4】大葉のめんつゆ漬けをごはんにのせてみました!
前回はおかゆにのせましたが、今回は炊き立てあつあつのごはんにON!
あつあつのごはんにのせるとシソの香りが引き立つということ。それから、一緒に漬けたにんにくも実は食べられるということに気づいちゃいました!
【続報5】オリーブオイルをおかゆにかけてみました!
オリーブオイルソムリエの土上明子さんから、つみたてとれたてのフレッシュなオリーブオイル(メルガレホ・ピクアル・ヌーヴォー)が届きました!ありがとうございます!
書いてありますね、緑のラベルに「ヌーヴォー」。NOUVEAU2021!
さっそくおかゆにかけてみたら……!
お口の中でベタつかないし、お米も甘く感じるし。え、え、どういう仕組み?すごいぞ……フレッシュなオリーブオイル……!けっこう量をかけたほうが美味という意味もわかりました。ありがとうございます!
【続報6】いくらとオリーブオイルをおかゆにかけてみました!
そしていよいよ、最後の試作。ブリのおかゆにいくらをのせて、オリーブオイルをかけてみました!
いくらの「上」にオイルをかけたほうが、燻製の風味もいくらの旨味も増すという発見。いくらのコク深い甘みと塩っけがポイントみたいです。なるほどね〜…!
いよいよ完成
12月28日火曜日の放送で、いよいよ完成!エルセカ的コラボ飯……!東京にいる私(鈴木かゆ)が作ってお味もレポする、というオチ。笑 まさかのスタジオを置いてけぼりです。笑
完成したおかゆが……こちら!
実はおかゆともう一品!札幌LITTLE JUICE BARの野菜ソムリエ、萬年暁子さん考案『おかゆに合う白菜のスムージー』!おかゆと並行して作りました〜!7人全員で、完成しました!エルセカ的コラボ飯!
『エルセカ的コラボ粥』
濃厚な大豆の甘みがポイントのとろとろのおかゆに、大葉のめんつゆ漬け、それから一緒につけておいたカリカリのにんにく&タレをかけました。ルビーのように輝く燻製いくらは中心にどっさり!最後に春色グリーンのフレッシュオリーブオイルをぐるんぐるんと回しかけました!
①すがたなみさんの「大葉のめんつゆ漬け」
②Jiraiyaさんの「燻製イクラ」
③土上明子さんからの「つみたてとれたてのフレッシュなオリーブオイル」
④YouTuberカズトさんプロデュース「OKIBIの「桜の木のまな板&スプーン」
⑤鈴木かゆ「濃厚豆腐のとろとろおかゆ」
【かゆレポ】一口目に、オリーブオイルの草っぽさがブワーッ!いくらの塩っけと交わるとぐんぐんコクのある旨味が広がります。めんつゆとごま油の甘みのあとに、お米と豆腐のねっとりとした甘みがお口に広がって、最後に大葉の爽やかさがサーッと鼻から抜けて……お、お、おいしい!!!おいしさが層になってます……不思議体験……!さらにおもしろいのが、これらのお味の裏側には木のスプーンの香りがあるところ。食器まで風味作りに参画してくるとは……これも一人では出会えない発見でした。
↓ 作り方はこちら ↓
『おかゆに合う白菜のスムージー』
ゆず、大葉、グレープフルーツ、そしてなんとたっぷりの「白菜」を使った食物繊維たっぷりのスムージー!水をなるべく足さずに作るのがポイントです。
⑥札幌LITTLE JUICE BARの野菜ソムリエ、萬年暁子さん考案「おかゆに合う白菜のスムージー」
⑦わたなべゆうかさん推薦「ブレンダー」
【かゆレポ】さわやか〜〜〜〜!さっぱりとした口当たりです。柚子にグレープフルーツとすっぱい系かと思いきや、冬の甘みのある白菜のおかげでしょうか、刺激的な要素はほぼありません。でも、さっぱり!すごい!おかゆに合います……!おいしい……!
↓ 作り方はこちら ↓
おかゆのポイントメモ
密かにおかゆに込めたこだわりポイントがありまして。
・おかゆに濃厚な絹豆腐を入れてこってり感をUP
・土鍋を使っておかゆをもったりぽってりさせて、あえて単調なお味に。アクセントたちが引き立つように一工夫。
・器はグリーン!スムージー、大葉、オリーブオイルの緑と馴染む緑。いくらの赤が補色にまって◎ 「エルセカンド」のグリーンをちょっぴり意識(緑の系統違うけど。笑)。
・塩は岩塩。ガツンと塩っけが届いた方がオリーブオイルが引き立つ
・いくらの「ひんやり」が生きるように、大葉の上にいくらをON。
・オリーブオイルは全ての具の上にかかるように!(熱が逃げにくくなるみたいで、おかゆのフタの役割も果たすという発見◎)
・おかゆがアッツアツだから、スムージーは本番ギリギリまで冷凍庫に入れておいて半シャリ仕立てに!
……という、諸々の工夫もしたのですが、まあ、諸々のお話は置いといて、純粋においしかったです。笑
感想的なもの
グルメなみなさんからいただいたヒントやアイディアは目から鱗の連続!一人だと思いつかない「おいしさ」に出会えました。いつもはシンプルで素朴なお味が好きだから余計そう感じたのかも。味を重ねていくっていうお料理の膨らみを考えるたのしさってあるんですね。
「互いの食を尊重しあう方法を探すところが聞いていて楽しかった」というメッセージをいただいて気づいたのが(ありがとうございます!)、味コミュニケーションっておもしろい!ということ。
ゆうかさんをはじめ、先生方の「お味の言葉」が自分の体験に落とし込めるのがとてもおもしろかったです。「〜みたい味」「〜のような香り」という表現は、きっとひとりひとり違くて。でも、同じものを食べたとき(触れたとき)に、「なるほど!〇〇さんのおっしゃってた△△ってこういうことか!」とわかる感じ!たのしいんですよ〜〜〜これが!
ラジオショッピングのおいしいものを買いたくなったり、食レポ番組で紹介されたお店に行ってみたり、レシピをもとに料理をしたくなるのは、紹介する方の味体験を「わたしも感じたい!!!」って思うからで。実際に会えなくても体験を共有し合える、味コミュニケーション!食べ物の力です。
それに関連して、ひとつ惜しい気持ちになったことが……言葉が味に追いつかない感じ!自分のおかゆのおいしさを表現するスキルは上がってきている(と思う)けれど、大きく枠を超えたおいしさに出会った時、自分が感じたおいしさを表現しきれなくて。おかゆが好きだからといって、おかゆだけを食べてるんじゃだめなんだな〜と思いました。味とか香りとか、もっと言葉を豊かにしたい!これは来年の目標ですねえ。
おうち時間をよりたのしく、しあわせにしてくれたコラボ飯。
いつか「リアル味コミュニケーション@札幌」がしたいです。きっとまたいろ〜〜〜んな気づきがあるはず。
本当に、ありがとうございました!良いお年を〜!
【 番組情報 】
FM NORTH WAVE「L2nd」月〜木 9:00-12:00
エルセカフェイバリッツ(火曜日)
< #エルセカ的コラボ飯 スケジュール >
▶︎ 第1回 12月7日 ルール説明
▶︎ 第2回 12月14日 アイテムが追加
①『漬けておくだけ「大葉のめんつゆ漬け」』
②『Jiraiyaの「燻製イクラ」』
▶︎ 第3回 12月21日 さらにアイテムが追加
③『つみたてとれたてのフレッシュなオリーブオイル』
④『OKIBIの「桜の木のまな板&スプーン」』
▶︎ 第4回 12月28日 完成したおかゆをレポ
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