『服好き日記#17』私の好きなファッション。それは、なぜ美しく感じるのか。
2024年3月28日。日記を始めて17日目を迎えました。
突然ですが、
皆さんがファッションで美しいと思うものは、どんなものでしょうか。
私は、狭間(はざま)のファッションが美しいと感じます。
例えば、
カジュアルとフォーマルの中間。
男性と女性の中間。
具体的にいえば、
フォーマルである制服やスーツの着崩し。
などなど。
何かと何かと間にあるもの、それが狭間(はざま)。
この狭間というものは、不思議とクセになる美しさを持っていると思います。
前述した例に、
カジュアルとフォーマルの中間があります。
これは、ワークウェアやミリタリーウェアなどのカジュアルアイテムと、テーラードジャケットやスラックスなどのフォーマルアイテムを組み合わせた時のスタイリングやデザインを指します。
近年のファッションでは特に、"きれいめカジュアル"というワードを良く耳にしますが、まさにこれだと思います。カジュアルとフォーマルの中間。自然と魅力を感じるスタイルのひとつなのでしょう。
男性と女性の中間。
これは、そのまんまの意味も含みます。または、男性らしい洋服を女性が着こなしたり、女性らしい洋服を男性が着こなしたり。または、男性らしい服でありながら女性らしさも兼ね備えた洋服を着たり。様々な形があると思いますが、これもまた近年流行しており、"ジェンダーレス"と言われたりしますね。
そして、フォーマルである制服やスーツの着崩し。
これは、「カジュアルとフォーマルの中間」に重なる部分がありますが、制服やスーツのディテールをアレンジするという意味を含めて書きました。
フォーマルな場で着られる制服やスーツ。
これを着崩すことって、タブーに近いと思うんです。
理由は単純で、例えば何かの式典で制服を着崩すという行為をすれば、非常識とみなされるから。会社のルールでスーツを着用しなければならなかったり、学校の校則で制服の着方が統一されていたり。
でも、それをちょっと着崩してみるのって、楽しいですよね。スカートを短くしたり、スカートの下にジャージを履いたり、シャツのボタンを無駄に外してみたり、パンツからシャツを出してみたり。
そもそも、根本的に制服やスーツのデザインを変えてアレンジしてしまったり。
上に示した3つの例みたいに、
本来であればあり得ない姿には、クセになる美しさを持つと思います。それに共通することが、何かと何かの狭間であるということ。
なぜこれが美しく感じたり、不思議とクセになるんだろう。ふと、考えてみました。
結論。
私は、「やってはいけないことをやってしまうとき」と感覚が似ているのかなと考えました。
一度は、誰もが言われたことがあるセリフ
「これだけは、やっちゃだめだよ!」
でも、こんなこと言われたら余計にやってみたくなる。
って話をよく聞きます。
きっと、これと同じような感覚なのではないでしょうか。
フォーマルとカジュアルの中間。
男性と女性の中間。
フォーマルである制服やスーツの着崩し。
どれも、本来ならあり得ない姿であり、
特に制服やスーツの着崩しについては、本来ならば、やっちゃいけないことです。
なんとなく似ている気はしませんか?
私は、どちらにも、やりたくなっちゃう要素があるような気がします。
それが、ファッションにおいては不思議とクセになる美しさが生まれるのではないかなと。
あくまで、私の頭の中での感覚と推測ですが、
何かと何かの狭間、そこの感じる感覚とはこういうもののように思います。
さて、本日は
私がファッションで美しいと思うもの、
そして、なぜそれが美しく感じるのか、
ということをコレクション画像と絡めながら綴りました。
ぜひ、みなさんのファッションで美しいと思うものも教えてください。
それでは、また明日!
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