葛藤と充電を終えた不登校の中高生に新しい選択肢をつなげたい
千葉松戸【不登校×不登校 つながる派遣プロジェクト(仮)】という企みを動かしています。事業計画書はこちら↓
<たくさんの応援ありがとうございます!>
Facebookのページを公開して2週間、あっという間にたくさんの方が興味を持ってつながってくださったことをとても嬉しく心強く思っています。同時に不登校がこれほどの方に社会課題として認識されているのだと改めて感じています。
なにか風穴を開けたい。このプロジェクトを形にしたい。
想いやアイデアならいくらでも語れます。でも、事業として収益を上げ、自力走行していけるプランがまだ思いつけていません。どうにかしなければと、毎日頭の中の引き出しを引っかき回している状態です。
<アンケートと多くいただいた心配>
私ひとりの頭で考えること、思いつけることには限度があるのはわかり切っているので、いろいろな方のお話を聞いていくつもりでいます。まずはつながってくださっている方たちにちょっとアンケートしてみました。質問はこちら↓
①このプロジェクトに興味を持った理由を教えてください
②プロジェクトの全体的な印象を教えてください
③これが一番の難題、課題と考えることを教えてください
ご回答くださった方々、ありがとうございます。たくさんの切り口、たくさんの応援をいただきほんとうにありがたいと感じています。
複数の方にご心配頂いたのがこんなこと↓
不登校には引きこもるなど充電期間が大切。
その時期の子を動かそうとするのは逆効果。
このご心配への私の答えを書いてみようと思います。
<葛藤と充電は必要な期間>
不登校の始まりは多くの子にとって、葛藤や苦悩に満ちています。それらが暴力となって現れることも、反対に自傷として現れることもあるほどに、心の中が荒れ狂う時期があります。子どもたちはゲームや動画の世界に逃げ込むことで自分の心を守ります。
そんな自分が誰かに受容され、自分でも受容できた時に、不登校の子は充電期間に入ります。
充電は傍から見ると「なにもしていない」「だらけている」ように見えますが、とてもとても大切な段階です。この時期は刺激しては逆効果。また心を荒らして傷つけてしまうので、周囲はひたすら待つのがいいと思います。
<充電期間の長さの決まり方>
充電期間の長短は我が家の子どもたち3人でも異なります。学校での疲労が軽いうちに不登校生活に突入できた末っ子が一番短く済んでいるようです。1年くらいかな。限界までがんばって、起立性調節障害も重たく出てしまった一番上の子は、まだ充電が必要な時が多いです。
上の子が倒れて、我が家が不登校生活に突入して5年目。5年目でも充電が完了しない子もいることになります。
周りを見ても、学校での疲労や傷つきが軽いうちに学校が合わないと判断でき、不登校生活に入れた子は、充電期間が比較的短く終わっているように感じます。
<充電を終えても動き出しにくい不登校の子たち>
充電が終わったならいろんなことをしたら?と周囲は思いがちですが、不登校というものが子どもに与える影響はおとなの予想を大きく超えていきます。
自信がないのです。自信がごっそりなくなっています。
「学校に行っていない」「みんなができていることができない」という事実が、子どもたちの自信をじわりじわりと年単位で削っています。海辺の砂山が波に削られていくように、指の間から砂が漏れるように、子どもたちの自信は危険水準まで削られています。
自信がないとなにをするにも「どうせできないよ」が先に立ちます。どうせできないからやらない。やらないからできない。できないからますますやらない…無限ループです。
<「あなたのまま“が”いいよ」というメッセージ>
無限ループの中にいる不登校の子には、「あなたが変われば?」というメッセージは傷つきの原因にしかなりません。「今の自分」を否定するとしか受け取れないからです。
そんな子どもたちに届けたいのが「あなたのまま“が”いいよ」というメッセージです。
変わらなくていい、今のあなたのままが活かせる場所があるよ。と伝えたい。
それが不登校の中高生にとっては、派遣先の小学生家庭での「役に立てた」と感じる時間であり、不登校の小学生にとっては「自分には会いに来てくれるひとがいる」という気づきです。
<報酬を発生させる意味>
不登校生活が長くなると、まず気づくのが体力の減り方です。すごい勢いで低下します。続けていろいろな場所やひとに悪気なく(ある時もありますが)盛られる塩が、無数の傷からしみこんでいきます。
おとなの想定以上に疲れやすい身体と傷つきやすい心を抱えているのが不登校の中高生です。そんな彼らがプロジェクトの派遣先で疲れない、傷つかないはずがありません。ほんとうに小さなことで、彼らは無限ループに戻ってしまいます。それを阻止したい。
だから、目に見える形で「あなたの価値」を示したい。「やってよかった」と思う理由がひとつでも多くなるように。そして、「またやってみようかな」につながるように。
このプロジェクトは「不登校の子の自信の回復」がミッションです。中高生の自信も、小学生の自信も埋めて戻して積み上げていきたい。
<ご意見、ご提案、アドバイス大歓迎です!!>
冒頭で書いたように、理念ばかりは立派!ですが、収益の道筋が見つかっていません。それ以外にもご意見やご提案、アドバイスなどありましたら、コメント、TwitterDM、facebookグループページなどからお知らせください!
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