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宵待ブックスの通販を始めました

はじめて個人での通販をスタートしました。
https://minne.com/@tnkayo

宵待ブックス『月下遊狸』(げっかゆうり)

ぽいんぽいん。ぽこよんぽこよん。
たぬき顔の大家さんに導かれるように移り住んだ町。
そこで夜な夜な響く不思議な音……
これは月を愛でるものたちのおはなしです。

約4000字の短編小説を、デザインからお願いして紙の本に仕立てました。
文庫サイズ、蛇腹製本。
表紙の文字と月の部分に活版印刷を使用しています。本文はオフセットです。
帯は新だん紙。表紙は黒クッション紙。本文用紙は上質再生紙で、ややチリが入った風合いです。

日々の生活で踏みしめて歩いている、自分の足元を確かめるようにして創作しました。

これを書いて本にしたのは2018年5月。なんと、一年越しの通販です。決めるのも動くのも、めちゃくちゃゆっくりなんです(汗)…
私はとにかく小説を読んでもらいたくて、イラストやデザインは控えめにして、文章に集中してもらえるような形で紙の本にしたいと思っていました。
活版とデザインの工房まんまる◯のデザイナーである若林亜美さんが提案してくださったものは、お話のイメージから構想した最高の形で、頭でっかちに考えていた私の幻想を良い意味で打ち砕いてくれるものでした。若林さんと工房の方々のおかげで、この本は紙の本になりました。
https://mamma-ru.com
思いがけずゴージャスな造本になりましたが『月下遊狸』の作品世界、ゆっくりご覧いただけますと幸いです。

※通販特典としておまけの栞が付きます。南三陸の福祉作業所でつくられたnozomi paperを使用。ちょっと面白い、六角形の紙です。http://www.nozomipaperfactory.com

宵待ブックスの記事をお読みいただき、ありがとうございます。どの記事も無料なので好きな時にアクセスしてください。ズボラなのでコメントなどお気遣い不要です、読んでもらえたら嬉しいです!(ちなみに、ハートを押すと「月の異名」が飛び出します。)