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【回復】トラウマ療法

トラウマの治療に特化したセラピーが知られるようになったのは、わりと最近の事じゃないでしょうか? 

ここ12、3年ぐらい?

EMDR.、SE療法、TFT、ホログラフィトーク…

私がトラウマ療法を初めて受けたのは2019年、いまから4年前でした。

FAP療法(不安からの解放プログラム)というセラピーです。

元々セラピー大好きで探究心もある私が、いろいろな療法を試してみた中でも、FAP療法はかなり画期的だと思われました。

よく効きましたよ。

自分の意見が言えなかった私が、以前よりも自己主張するようになりましたから。

自己表現に困難を感じてストレスフルだった人間関係が少しは楽になりました。


このFAP療法を受けた時期を堺に、現実は大きく揺れ動き、私の家族との関係もゆっくり解けてきました。

私の人生の流れはソコに向かっていたのかもしれませんが、滞っていた流れを堰き止めていた柵を外す切っ掛けになったセラピーだと思います。

FAP療法のおかげで、トラウマとは何か?という私なりの感覚がなんとなく掴めました。

トラウマがあると、養育者から入れられた支配とコントロールに絡め取られ、主権まで乗っ取られて自分が無くなりますが、その搾取の構造とかよく解りました。

あと母親への凄まじい執着も、いま現在は何処かへ行きましたし。


ところで。

セラピーをいちばん最初にはじめた時は、ユング心理学とトランスパーソナル心理学が、右も左もわからない当時は最先端のように思っていました。

二十数年前のことで、その頃は河合隼雄さん、吉福伸一さんもまだご顕在でした。


すべての療法に言えますが、あらゆる症状にきく万能薬ではなく、それぞれ得意、不得意があります。

複合的に試すことによって、セラピーはそれぞれを補完し合うと思います。

いつも、かりそめの場所、かりそめの時間を漂っていた私を、物質界にグランディングさせて、リアルな現実を生きられるようにしたのは、幾つものセラピーと私の諦めない根気強さがあったからです。

FAP療法は、私のセラピー人生のワンポイントとして大活躍してくれました。

トラウマ療法があって、ほんとうに良かった。


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