自分は自分の気持ちを伝え続けるだけ
自分の気持ちを伝えた時の相手の反応に怯えていました。
どう思われるんだろう、拒否されたらどうしよう。
予測のつかない相手の反応を恐れて、言いたい事を呑み込んでいました。
そのうち私の話はどうせ聞いてもらえない、と諦めるようになりました。
自分の気持ちを言わないまま社会人になったら、こんどは周りの人からいろいろ言われます。
「言いたいことを言えよ」
「話をしないと、あのこ何考えてるんだろうって思われるよ」
黙っているほうがむしろマナー違反みたいに言われました。
自分の気持ちを言ってもいいんだ。黙っているより自分の気持ちを言ったほうが周りから安心されるんだ、ということを社会に出てから初めて学んだのです。
それから後も、相手の反応を気にする私はナイーブ過ぎてコミュニケーションが大変でした。
今となっては昔のことですが、この体験は貴重な教訓を含んでいました。
家庭の中で学んだことは社会では通用しませんでした。
社会から学んだことは、私はただ自分を表現していれば社会から受け入れられる、ということでした。
家庭で学んだ事とは真逆でした。
家庭では、受け入れられるために自分の気持ちを封印することを教えられました。
そうじゃなかったのです。
私は表現者であれば社会に受け入れられるのです。
私はただ自分を自分として表現しているだけで、周りから受け入れられるのです。
それは、子供のときにありのままを受け入れられた人は、当り前に持っている感覚なのでしょう。
私は自分を表現しているだけで受け入れられる。
この感覚を忘れないようにしたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?