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【うつ】自分のために声を上げる

私には三つ上の姉の姉がいるのですが、機能不全家族に育った人にありがちな、お互いがお互いのことを知らない疎遠な関係が長いあいだ続いていました。

その姉に本当の気持ちを伝えることにしました。

このまま何もしないで現状維持のままでいられなくなったのは、私が成長して繋がりを取り戻したいと願うようになったからです。

確かに疎遠だった姉に、まだ話したことの無かった本当の気持ちを伝えるのは、少々ハードルが高かったのですが、私をもっと良い場所に押し出そうとする何かの力が働いたかのように、するすると言えたのです。

すると私は姉が、家族が大好きだったんだという事が分かりました。

こんなに素直になれたのは初めてでした。

自分の感情と繋がって言葉を発すると、相手の胸にすっと届きました。

ハートから声を上げることによって、初めて自分を生きている実感が生れて、世界と繋がることができる、という体験をしました。


自分と繋がれると満たされ安心します。

繋がりが断たれたから病んだのです。

姉と話したとき、忘れていた昔の家族への怒りが思い出されて苦しくなりました。

まだ感じていなかった怒りが次々にこみ上げて来る時がありますが、そういう時は、怒っている自分を認めてあげて、辛いのによく頑張ったね、と労ってあげるようにしています。

感情があることが生きている証です。

まだ感じていなかった感情を一つ一つ丁寧に掬い上げていくことが、自分を取り戻していくことになります。

怒りの感情が蘇ってきたとき、私はその時その場で言えなかった、本当はどうして欲しかったのか、本当はどうしたかったのか、言語化するようにしています。

そして、私を大事にしなかった相手に、心の中で反撃するのです。

ハラスメントの被害にあって泣き寝入りをしてきましたから。

傷つけられた尊厳を回復するためにです。

怒りを抑圧していると生命力も弱ります。

怒りを解放していくと生きるエネルギーが湧いてきます。


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