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カロリーを気にする必要がない納得の理由

アメリカの健康志向の人々は、カロリーが全く無意味であることに気づき始めました。

食品のカロリーは、1916年にアメリカの化学者、ウィルバー・オリン・アトウォーターが決めた、栄養素を単独で燃やした時に出る熱量(カロリー)をもとにしています。

ところが体は機械とは違います。全く同じカロリーの食品でも、体の中では違うカロリーに変貌します。

例えば、全く同じカロリーでも、コカコーラを1L(450kcal)と茶碗2杯分の玄米ご飯(430kcal)はほぼ同じカロリーですが、どちらが太るかは明らかです(その理由はまた別の機会に)。

同じ玄米でも、もし生のまま食べると、ほとんど吸収されないので、カロリーはほぼゼロになります。

2012年に発表された論文で、食事とともにアーモンドを食べると、カロリーは、もともと考えられていたものより約20%低くなることが明らかになりました。

どういうことかというと、アーモンドの1食あたりのカロリーは170kcal(30g、約23粒)と表示されていますが、食物繊維が豊富なので、実際に吸収されるカロリーは約136kcalということです。

アーモンドだけではなく、食物繊維の量を増やせば、肉料理でも吸収されるカロリーは減ります。

逆に、カロリーが少なくても、具の少ないパスタ、うどん、丼ものは、インスリン分泌を急上昇するので太ります。

ですから、健康志向のアメリカ人は、それまでは敬遠していたカロリーの高いナッツを積極的に取り入れ、毎日の食事にも、キヌアやファロなどの栄養価が高く、食物繊維が豊富な穀類を食べるようになったのです。

さらにもう一つ。

低カロリー食品は、カロリーの高い脂質を減らして糖質を上げる傾向にあり、食べ続けると太るだけではなく、慢性病のリスクが上がります。

糖質ゼロと書いてあっても、別の名目、例えば、糊料、増粘剤、安定剤、保存料として入っている可能性があるので要注意です。

ですから、カロリー表示のある加工品より、何の表示もない生鮮食品を、メニューを決める時にも、カロリーでなく食物繊維が多いものを選ぶことをオススメします。






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