ビジネスパーソンに朝食抜きが良い訳(1)


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今月20日発売開始の私の新書、「ビジネスエリートがやっている最高の食習慣(略して、ビジ食)」でまず反感を買いそうなのが「朝食を食べなくていい!」だと思います。でも、忙しい人にはこれが最も体に良いことを本の中で科学的に説明しています。

科学的根拠の一つは、「小腸が空っぽになる時間を作る」です。

夕食と朝食の間隔が短いと、小腸が空っぽになる暇がありません。実はこれ、大問題なのです。

私たちは体の表面や大腸内だけではなく、口腔内、消化管全てに微生物が住んでいます。小腸に消化物があると微生物が増えます。定期的に空っぽになると、増えた微生物も一緒に大腸に送られるから問題ないのですが、ずっと栄養源が残っていると、微生物が異常増殖して、小腸内細菌異常増殖症(SIBO)を発症する可能性が上がります。

もし痛みがなくても、ゲップが多い、大丈夫だった食べ物でアレルギー症状がでるようになった、食べると眠い、眠りが浅いなどの、なんとなく体調が良くない状態が続くなら、SIBOの可能性があります。しかしSIBOは比較的新しい病気なので、一般診療では見過ごされがちです。

朝食を食べないと決めると、それ以外の生活を変えなくても、胃腸へのストレスを大幅に軽減できます。

小腸が清潔に保たれ、大腸内微生物バランスも改善されて、睡眠の質が向上、疲労感が減り、生活の質が改善されます。

ビジ食では、このような見逃されがちな体質改善の話も書いています。

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