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ついにEd Sheeran!

ついに待望のEd Sheeranが来日(といってももう2週間前の話ですが)。Ed Sheeranファンとしては絶対に見逃せないということで、大阪会場と東京会場両方に申し込んだところ、両方に当選。一瞬だけ迷いましたが、1/27(土)の大阪と1/31(水)の東京両方に行くことにしました。

もう一つ「ついに」というのは、実は明日は昨年秋より準備を進めてきたE資格の試験日。いよいよ本番です。noteを書いているような場合ではないような気もしますが、まあ気分転換ということで。

最高 & 堪能

ということでEd Sheeranのライブ。今回の+-=÷xツアー(Ed Sheeranのアルバムのタイトルにちなんでおり、これでmathematicsツアーと呼びます)日本開催は、大阪で2回、東京で1回。私は初日の大阪と最後の東京に参戦しましたが、一言で言って最高でした。そしてこれは人生の初の1ツアーで2回参戦ということで、とことん堪能することができました。

ライブは2時間ちょっとでしたが、最初のTidesから(当たり前ですが)観客は総立ち。最後のBad Habitsまでひたすら盛り上がりました。こちらが東京公演のセットリスト(演奏される曲一覧)です。今はこうやってセットリストが入手できますし、そこから無料で(ほぼ)全曲聴くことができるので、有難いですね。セットリストに基づいてプレイリストを作ってひたすら聴いたり、歌詞も入手できるので、かなりみっちりと予習ができます。私も直前2週間はじっくりと予習(音楽の予習は勉強中でも通勤中でもできるのがいいですね)。もちろん、終わった後の余韻に浸るのにも。

今回は東京公演でサプライスのゲストが登場しました。(能登の)震災の被災者にこの曲を捧げたいということでステージに上がったのがONE OK ROCK(ワンオク)のTaka。Ed Sheeranと一緒にWherever You Areを熱唱しました。ちなみにTakaが登場した際には「えーっつ」「うそー」と会場が騒然。お恥ずかしながら私は最初わからなかったのですが、ただならぬ人気者であることは一目瞭然でわかりました(笑)。

そしてこのコラボも、先ほどのセットリストのサイトで見ることができます。このサイトは実際にライブに行った人がどんどん更新するのですが、こういった一回きりのパフォーマンスも誰かがアップロードしてくれるから、みんなが見れるようになっているわけです。もっとも、これもアーティストが会場での撮影を許容しているから。Sam Smithの時も書きましたが、音楽のビジネスモデルが変わったということだと思います。普段はただでも聴ける(ビデオも見れる)、そこで好きになってもらって、ライブに来てもらう。いわばライブをキャッシュポイントとしたフリーミアムモデルですね。

上部のスクリーンが素敵でした。

そういう背景もあるのかと思いますが、その分ライブは規模が大きく、演出も派手になっています。Coldplayもそうでしたが、相当に作り込まれたステージ、そして音とビジュアルの洪水。Coldplayは演出が派手でトリップ感が味わえました。そしてとにかく楽しい。それと比較すればEd Sheeranもビジュアルは楽しめますが、より音にピュアです。

これもあくまでも比較ですが、Coldplayは完璧に作り込まれた感があったの対し、Ed Sheeranはハプニングも含め、生の感覚が非常に強かったです。曲の出だしでキーを間違えてやり直したり(@ 大阪)、声が出なくてやり直したり(@ 東京)。ただ、それも同じ空気を吸っている、場を共有しているライブの醍醐味と感じました。

一応バンドもいるものの、かなりの部分をソロで弾いて歌うというのもEd Sheeranの特徴ですね。Ed Sheeranは出ずっぱり(だから声が出なくなったりするわけですが)なのに対し、バンドのメンバーは楽だな、と思ってしまいました(笑)。

京セラドーム大阪 vs. 東京ドーム

今回は大阪は京セラドーム大阪、そして東京は東京ドームだったわけですが、どちれらがいいかというと間違いなく東京ドームです。大阪の皆さんには怒られてしまうかもしれませんが、京セラドームは反響音が強く、かなり聴きにくかったです。これは推測ですが、京セラドームも東京ドームも屋根があるのは共通ですが、京セラドームは硬い素材、それに対して東京ドームは柔らかい素材なので、それが反響音の大きさにつながっているのではないかと思います。

正直に言って、反響音の大きさを鑑みると、京セラドームは音楽イベント向きではないと感じました。ちなみに、今回のEd SheeranのライブではCalum Scottが前座を務めていたのですが、東京では、東京ドームは音響がいいと言っていました。正確に言えば、東京ドームも格段にいいわけではないのですが、京セラドームよりはだいぶ歌いやすいということではないかと。

どっちが大阪で、どっちが東京かわかりますか?
 後ろの看板を見ればわかるはず(笑)

あとは、ライブ当日でも外周部での当日のイベントの告知がなく、本当に今日ライブやっているの、という感じでちょっと残念でした。ポジティブな面で言えば、公式グッズの売り場は、東京はものすごい行列だったのに対し、大阪はすぐ買えたのはラッキーでした。

音響面で言えば、(地元贔屓になりますが)K-Arenaが最高。ただ、海外の一流アーティストは演出が派手になる中で、K-Arenaだと(K-Arenaでも!)狭すぎるというのが悩ましいところですね。そういった意味では、東京ドームは反響音もある程度あるものの、まあ許せる範囲だと思います。

何やら一方的に大阪をdisった感じになってしまいましたが、disっているのは大阪ではなく、京セラドームですので(弥生のかつての株主がオリックスというのも微妙なところですが、スポーツには最適だと思います、笑)。

これでSS席?

今時のライブは規模が大きく、演出も派手と書きましたが、結果的に今のチケット(座席指定の仕組み)と合わなくなってきているのでは、とも感じました。

Ed Sheeranの今回の+-=÷xツアーでは、グラウンドの中央部に丸いステージが作られ、座席がその周りに並ぶ形になります(ステージマップ)。そしてどの向きでもアリーナの大部分は同じSS席。確かにステージが回転するようになっていて、後ろ側でもEd Sheeranの顔を見れる機会はあるのですが、やはり正面は固まっていて、ざっくり半分は正面向き。

今回私は、大阪も東京も正面側の座席だったので(これは超ラッキー)、個人的には良かったのですが、同じお金を払って裏側だとだいぶ満足度が違うのでは、と感じました。実はこの後のTaylor Swiftのライブでこの悲哀を味わうことになることは、この時点ではまだ知らないのですが…。

日本でよかった

これはEd Sheeranに限らないことですが、みんな日本が大好き。今回のEd Sheeranの来日公演も5年ぶりですが、本当に来れて良かった、日本は最高だよ、と。まあ、お世辞もあるのでしょうが、Instagramで見る限り、だいぶ日本を楽しんだ様子。

一流アーティストが喜んできてくれる国でよかったな、と思います。是非是非また日本にお越しください。

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