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Sam Smith @ K-Arenaに行ってきた!

あっという間に11月。前回お話ししたように10月からは再起動ということで、色々な方とお話をしています。なかなか面白い話が多く、非常に迷うところ。興味があるものがなくて選べないよりは、興味があるものが多く選べないというのは、非常に有難いことですが。

K-Arena Yokohama

もうかれこれ3年近くだと思いますが、我が家のすぐそばでかなり大規模な工事が進んできました。それがK-Arena Yokohama。Ken Corporationによる世界最大級の音楽アリーナです。座席数は約20,000。東京ドームは50,000人以上入るようなので、サイズ的には敵いませんが、東京ドームは基本は野球場で、コンサート等にも活用されるのに対し、K-Arenaは音楽専用というのがポイントです。東京ドームの場合、音響は最高とは言えませんが、K-Arenaは音楽専用ということで、現時点で考えられる最高の音響空間なのだそうです。

3年間の工事が終了したのがこの秋。ご近所ということもあって、是非行ってみたいと思っていました。K-Arenaの柿落としは、9/29(金)に地元出身のデュオ、ゆずのライブ。一方で、海外アーティストによる最初の公演はそれから2週間後、10/13(金)のSam Smith

Sam Smith

Sam Smithは二作目のアルバム、The Thrill of It Allから聴くようになりました。このアルバムのToo Good at Goodbyesにぐっと心をつかまれ、その後一作目のStay with meを聴いて惚れました。この頃はとにかく声がきれいな、でも比較的普通のアーティストだったのですが、その後だいぶキャラクターが進化したことは、ご存知の方も多いかと。

今はNon-binary(男女という性に囚われないこと)であることを公言しており、その言動が色々と物議をかもすこともあります。直近では、Grammy賞でのパフォーマンスが悪魔崇拝であるという批判もありました。

色々な意見はあるにせよ、私は純粋にアーティストとして好きです。そういえば、私が中学生時代、一番最初に好きになったアーティストはCulture Club(Boy Georgeがボーカル)だったので、昔からこだわりはないのかもしれません。

いよいよK-Arenaへ

10/13(金)、いよいよ待ちに待ったライブの当日。実は私がライブに行くのはとても久し振り。最後に行ったのは、確か留学中(1995-1997年)にHollywood Bowlで開催されたStingのライブとなると、もう25年以上振りですね。大学時代を中心にライブは大好きだったのですが、いつの間にか行かなくなってしまいました。

今回、ライブに行こうと思ったのは、一つには、コロナ禍を経てリアルなものへの渇望が生まれていたこと、そしてもう一つは、娘も行きたいと言ったことです。もちろん決め手は後者(笑)。高校生の娘とライブに行ける機会を逃すわけにはいきません。

人混みの中、会場入り。さすがに新しい会場だけあって、全てがキレイ。時間があれば色々と探索したいところでしたが、娘の学校帰りを待ってからだったので、到着したのはライブ開始の15分前ぐらい。

定刻の19時を少し回ったタイミングで、ライブがスタート。そこからの1時間40分ぐらいは本当にあっという間でした。とにかく良かったというのが安直な感想です。K-Arenaという箱も最高でしたし、音響も確かに素晴らしかった。25年以上振りのライブも最高でしたし、もちろんSam Smithも最高でした。

Sam Smithだけに、ライブ中に頻繁にお着替え。男性的なものから、女性的なものから、ゴージャスなものから、悪魔的なもの(笑)まで、実に(確か)10着。音だけでなく、視覚でも楽しめました。

お姫様的な…
ゴージャス!
これは悪魔的と言われてもしょうがないような…

変わるビジネスモデル

25年以上振りとなるライブは、この間の音楽ビジネスの変化を体現していました。昔は撮影機材、録音機材は持ち込み禁止でしたが、今はiPhoneであれば持ち込みok、撮影okです(ただし本格的な機材は禁止)。

各種ストリーミングサービスで(多くの場合)無料で最新の音楽が聴けるようになった今、アーティストの大きな収入源はライブ。そのライブに来てもらうために、どんどん撮影して、どんどんSNSにあげて宣伝して、というのが今時のビジネスモデルです。

個人的には、ライブの最中ずっと撮影していて、アーティストをiPhoneのスクリーン越しにしか見ないのでは本末転倒だと思いますが、一方で、適宜写真や動画を撮れるのは、記念であり、後で思い返すためにもとても嬉しいことです。

今回、これも今時だなと思ったのが、ほぼ全員がスマホを持ち込んでいるのを活かしたこちらの演出。

これはかなり感動的

ライブ中にSam Smithがみんなスマホのライトをつけてと呼びかけた時の写真です。会場が無数の明かりに包まれ、とても感動的な眺めでした。

一方で、日本のアーティストの場合は、撮影禁止の方がまだ多いようです。ここらへんはビジネスモデルの違いですかね。

今後も続々と

意外に(?)アナログ人間としては、今でも新譜はタワーレコードでCDを買っていますが、ライブが主たる収入源に変わってきている今、ファンとしてはできるだけライブに行きたいところ。

幸いにしてコロナ禍があけて、今は海外アーティストの来日ラッシュです(お財布的にはやや不幸ですが、苦笑)。今月にはColdplay、来年2月にはTaylor Swiftのライブに行くことが決まっており、今から楽しみです。来年1月にはEd Sheeranの来日も決まっており、これは抽選の結果待ち。娘が一番行きたがっているのがEd Sheeranなので、何とか当たって欲しいとドキドキしています。

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