micro:bit
いよいよ今週日曜日は千葉シティトライアスロン大会です。準備は万全と言いたいところですが、暑い日が続き、バイクにせよ、ランにせよ、十分な距離を走れてはいません。ふーふー言いながら、何とか最低限という感じ。
今のところ当日の天気は曇り時々晴れ、最高27度と少しは暑さも和らぐ予報です。これでトライアスロン大会は5回目(リレーは除く)ですが、慣れることはなく、ドキドキです。でも折角の機会ですから、目一杯楽しみたいと思います。
マイコンボード選び
先日娘から手軽なマイコンボードは何がいいのだろうと相談がありました。どうやらまた何かの競技会に参加するようです。今時のマイコンボードは、マイコン単体ではなく、最初からある程度の入出力インターフェイスを備えており、かなり色々なことができます。モノで言えばArduinoですとか、やRaspberry Pi(ラズパイ)などが有名ですね。特にラズパイはほとんどパソコンと同じことができます。
個人的にも以前から興味を持っていたので、喜んで相談にのることに。要件としてはまず安いこと、そして今回の使用目的から軽いことが望ましいということでした。
ちょっと調べた結果、今回はmicro:bitというマイコンボードをおススメしました。micro:bitはイギリスの公共放送BBC(日本で言えばNHKということになりますね)が2015年に開発したシングルボードコンピュータです。イギリスではBBCによるMake It Digitalキャンペーンの一環で、11歳と12歳の小学生全員に配られるそうです。
特徴は安いこと。だからこそ全員に配ることもできるわけです。日本でも3,000円前後で買うことができますから、高校生のちょっとしたプロジェクトにもってこいです。ただ、この値段でもプロセッサーは(上場計画でますます注目を集める)ARMのCortex、小さなカード内には加速度や磁気、温度、光、タッチといったセンサー、5行×5列のLED、2つのボタンや、マイク、スピーカーという入出力、さらには汎用的な外部接続端子が揃っており、この小さなカード1枚で色々なことができます。
早速いじってみる
娘からの相談は無事に終わったのですが、調べているうちに、自分でもいじってみたくなってしまいました(笑)。micro:bitは本体だけでも色々なことができますが、外部接続端子を介して、モーターやセンサーなど様々なデバイスとつなぎ、それらを操作することができます。
今回、自分でもmicro:bit本体、さらにお財布にそこまでの制約がないという大人の特権(笑)を活かし、micro:bitを使った簡単なロボットのmicro:Maqueenというキットを購入してみました。
このmicro:Maqueenには超音波センサーが搭載されており、障害物の存在を感知すると方向を変えるといったことが簡単にできます。実際にやってみると、本当にあっという間に自走するロボットが完成。
このキットのままだとあまりに簡単すぎるので、モーターを駆動するモータードライバーを搭載した汎用的なインターフェイスボードも購入し(これも大人の特権)、色々と実験もしています。
なんだかんだまだ十分には遊べていないのですが、AIカメラ(HUSKYLENS)で我が家の猫を認識し、サーボモーターとDCモーターで尻尾をフリフリしつつ逃げ回る鼠ロボットを作れたらと思っています。夏休みの宿題には間に合いませんが、秋の夜長の工作というところでしょうか。
文化祭にて
ところで、先日娘の学校の文化祭に参加しました。今年は一般にも開放され、まさに青春という感じでした。振り返って自分の高校時代の文化祭というと…。友人を巻き込んでロボットの展示をしていました。一教室がまるごとロボット。男子校でしたし、完全に非リア充(笑)。
ハイライトは自作のロボット。自作と言ってもベースとなるキットがあったのですが、ベースのキットは専用の有線リモコンで操作するのに対し、私が作成したものは愛機X1turboのシリアルポート(RS-232C)に接続できるように改造し、X1turboにつないだジョイステックで動かせるようになっていました。気分は(少しだけ)ガンダム。
当時としてはそれなりに尖った展示だったと思います。それが今や3,000円のマイコンボード+αで簡単に実現できるのですから、本当にいい時代になったと思います。
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