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ゲーテアヌムのカンファレンスに来て1週間どっぷりと人智学にひたった。出会うひとたちは、人智学、シュタイナー教育でつながるひとたちばかり。

朝8:45から始まる講演。次から次へとあって、1日の終わりは夜9:00すぎ。スケジュールを見た時は、「無理ー」と思った。笑

カリフォルニアのルドルフ・シュタイナー・カレッジに行って、最初に参加したサマープログラムの教員養成講座もそんな感じだった。1日12時間びっちりのスケジュール。帰ってからも課題をしたり、文献を読んだりして、24時間人智学から離れない。しかも、休息のはずの土日は、シェラネバダ山脈にサバイバルキャンプに出かける・・・という。それが、6週間続いた。

インテンスすぎる。苦笑

でも、あのときはまだ若かった。20年以上前のことだから。

でも、今回も、だんだんインテンスなスケジュールにも慣れてきた。日を重ねるにつれて、講演の内容も、会話も、ワークショップも、だんだん魂の琴線にふれて、奥深くに入っていく。

学びには、この、集中と、深さが、必要だ。

シュタイナー学校でのエポック授業は4週間続く。毎日、同じ教科をつきつめていくこと4週間。深くやっていく。頭ばかりではなく、体験して、体と心で感じて、自由な思考を駆使して全身で学び取っていく。

だから、4週間終わって、その後、学んだことを寝かせると、忘れ去るのではなくて、奥深くで息づいて育っていく。理解が深まっていき、他の学びや世界との出会いのなかで、発見や気づきがあったり、芽吹いて育っていく。

もう一度言う。学びにはこの、とことん集中する時が必要だ。

コツコツ学びつづけることも大事。
でも、一旦そこに入り込むことでしか得られない学びがある。

早く早く!とか、いかに早く効率よく学ぶか?・・・という学び方ではなく、じっくりゆっくり、深く、浸り切る。全身全霊で入り込む学び。

そう言う学びをするからこそ、人間を内側から育てていく。つまり、根本的に進化させていく。

そういう深いインテンシブな学びと、コツコツ続けられる学びのバランスが大事だ。



深いインテンシブな学びを、私の受講生さんたちにも届けたい・・・と心から思った。オンラインとか、1日、2日程度の講座ではなく。

とりあえずは、コロナで中断していた、シュタイナー算数教育教師養成講座の合宿を実現させるぞ、と心に誓う。

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