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数日前にFacebookで「もっと怒った方がいいよ。・・・って声が聞こえた」と呟いた。たった20字くらいのつぶやき。

読んだ人は「華代さん、なんか腹立つことでもあったのかな」って思ったかもしれないけど、別に何かあったわけでもないし、誰かに腹を立てるようなこともない。

「怒りがわたしの原動力」だって気づいただけ。私の人生で大きな転換や飛躍があったときって、その根っこには熱い怒りがあった。

振り返ってみれば・・・

私が本気でシュタイナー教育を学ぶことになったのは、日本の高校で働いていたときのできごとがきっかけだった。その高校は地域でもとくに厳しい管理教育で有名の進学校だった。ある日、私がテスト監督をしていたとき、生徒の悲鳴が聞こえた。本当の声じゃない。音にならない悲鳴。生徒の心の悲鳴が私の心に「つきささる」なんて生やさしいものじゃなく、「切り裂いた」。

そして、その学校は、毎年のように自殺者が出ていた。ある時、職員室で、教頭が校長に自殺の報告をしているのが耳に入ってきた。校長の一言は「またか」だった。今度は私が悲鳴をあげる番だった。声にならなかったけど、「このままじゃ絶対にダメ!!!!」って心の声が叫んだ。仕事をやめてカリフォルニアにシュタイナー教育を学びに行った。


イギリスのシュタイナー学校で働いたとき、とてもやりがいがあったけど、シュタイナー学校でないところにこの教育を届けなきゃ!・・・という使命感で学校をやめた。学校をやめても無職になるわけにいかず、何らかの仕事で収入をえなければいけない。でも、そこでぶつかったのは「イギリスという国で中卒以下」という現実。中卒の資格もないから仕事につけない。大学卒業して、数学教師で、プログラマーとしても働いたことがあり、バイリンガルの私だけど、仕事につけない。特に田舎では。何でよ!?(怒!!) それが、「とにかく、シュタイナー教育のなかで新しい仕事の形を作る!!!」という原動力。ボランティアじゃない、ちゃんと仕事にするんだ!・・・って。


シュタイナー教育はすばらしい。でも、シュタイナー学校で働くシュタイナー教師は低所得だ。清貧のシュタイナー教師たち。どんなに清貧を肯定しようとしたって、シュタイナー教師のお給料だけでは生活苦はついてまわる。しかも、うちの夫はお金の管理ができない。節約しなきゃやっていけない収入で、お金の管理ができない・・・って致命的だ。私がこんなに頑張って仕事して、家計の管理もしてるのに、なんでこんなに苦しいのよ!! 間違ってる!! 怒怒怒怒。で、本気でe-waldorf をビジネスの軌道に載せた。


ドイツでの4年間。私はすごく我慢していた。言葉がわからないというだけで全てがストレス。そんな国でビジネスをして、大黒柱になって、全力使い果たす勢いですごく働いてるのに、政府には700時間の質の低いドイツ語レッスン強制されるし。そんななかで過去のトラウマが蘇って情緒不安定。しかもそんな時に夫は浮気までする。やってらんない、なにこれ。私はイギリスに帰る。一人でも帰ってやる。怒り爆発。で、その勢いでコロナロックダウン中だっていうのに、すごいタイミングと幸運に守られて、イギリスに戻ってくることに。


いやーーー。怒りだ。私の原動力は。まったく。


そして、気づく。怒りを有効利用すればいいんだ・・・って。


そう思ったら、怒りがフツフツと湧いてきた。怒っていいんだと自分に許可を出したら出てくるって・・・やっぱり、怒りを溜め込んでいたのね。笑

今の怒りは・・・
「もっと私は頑張れるはずなのに!」
「もっと私は人の役に立つことができるはずなのに!」
「もっと成果を挙げられるはずなのに!」
「もっとたくさんのことができるはずなのに!」
「もっと認められてもいいはずなのに!」
・・・ともっぱら自分に向けられている。まだまだダメな自分に怒りがメラメラしてる。


・・・熱くてゴメンなさい。



この怒り、原動力にします。


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