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大きな桁の数字を楽しく練習するアイディア
ビジネスや仕事のために日本語を勉強している人は、
億、兆などの大きな数字も言えるようになることが必要です。
日本語の教科書のように、
適当に数字を書いて読んでみる、というのも準備が不要で簡単な練習になりますが、
有能な生徒さんの好奇心とチャレンジ精神をくすぐるクイズで、楽しく練習してみませんか。
去年の今頃、隣町にある日系自動車工場で、カナダ人の部長さんたちに日本語を教える機会をいただいたときに、大いに盛り上がったのが、このクイズです。
自動車工場ということで、
日系、北米系、ヨーロッパ系の自動車会社の、生産台数と売り上げを、クイズにしてみました。
準備として、クイズにしたい会社の前年の生産台数や純利益を、インターネットで調べておきます。
レッスンでは、
トヨタの日本国内の生産台数は?
トヨタの北米の生産台数は?
トヨタの全世界の生産台数は?
トヨタの日本国内の純利益は?
トヨタの北米の純利益は?
トヨタの全世界の純利益は?
というように、それぞれの数字を日本語で、しかも円で予想して言ってもらいます。
もしグループレッスンだったら、一番近い数字を言えた人が勝ち!としてもいいですね。
カナダ人の部長さんたちは、自社の生産台数や売り上げなどをもちろん把握しているので、
そこから他社を比べて計算して、かなり近い数字を言ってくるので驚きました。
ケタを間違えて、正解からほど遠い数字を言う人がいると、
いやいや、そんな大きくないでしょう!とお互い突っ込んだり、
〇〇は北米では人気だけどヨーロッパでは人気がないからこれぐらい?と予想したり、
数当てクイズは自分の知識を使って参加できるので、日本語の練習ということを忘れて楽しい時間になりました。
このクイズは、自動車だけでなく、家電製品や食品など、他の分野でも応用できます。
また、町や国の人口、インフルエンサーのフォロワー数、
ミリオネアたちの資産、スポーツ選手の年俸など、
大きな数なら何でも使えます。
生徒さんの興味や好きなことに合わせて、
楽しんでくれそうなトピックを探してみてくださいね。
大人の学習者は、
文字学習や数字など、基礎の基礎を勉強するときに、
小学校1年生に戻ったような気持ちになることがあります。
子どものときみたいで楽しい!という人もいれば、
ちょっとばかばかしく感じてしまう人もいますよね。
このように、
「大人の自分」として学習に参加できるアクティビティを準備すると、
苦にならない、繰り返し練習を促すことができ、
楽しく学習が進められますよ。
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