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プライベートレッスンの生徒の質問力向上のための授業アイディア

プライベートレッスンの場合、教師が質問をして生徒が答える、という形式になりがちです。
その結果、生徒さんは、教室の質問を理解することはできて、しかも答えることはできるのに、
質問の仕方が分からない、という状態に陥ってしまいます。
せっかく日本人と話をする機会があっても、
相手が質問してくれるのを待っていては、会話がはずみませんね。

そこで、生徒さんの質問スキルを楽しく向上させるための練習アイディアを紹介します。

準備するもの:ぬいぐるみ、日本の有名人の写真など

これは、私が13歳の生徒さんと行った授業です。
生徒さんは、プレタパスというオーストラリアの動物が大好きなのですが、
私はオーストラリアで教えていたこともあり、プレタパスのぬいぐるみを持っているんです!

そこで、授業の初めに、今日はゲストがいます、と宣言して、
プレタパスを見せると、彼は大喜び!

プレタパスに聞きたい質問は、全部日本語で聞いてもらいました。
・お名前は?
・うちはどこですか?
・何を食べますか?
・何を飲みますか?
・何が好きですか?
・学校に行きますか?
・今日、何をしましたか?
・お父さんは、だれですか?
などなど。
質問が尽きてきたら、教師から、生徒が知っている文法を使って、こういうのも聞いてみたら?と先導してみましょう。
・何時におきましたか?
・去年、オーストラリアに行きましたか?
・カナダが好きですか?
・カナダはさむいですか?
・カナダの湖は、どうですか?

この例は初級の子どもを対象としていますが、
生徒が大人の場合、そしてどんなレベルにも応用できますよ。

日本の有名人(でも生徒が知らなさそうな人)の情報を集めて準備しておき、
その人に関する質問を作ってもらいます。
名前、職業、出身地、経歴に関する質問など。
いつもとは違う語彙も導入できますし、ちょっとクイズみたいでおもしろいです。

このように、人に関する質問の作り方を知っておくと、
初対面の人に、自信をもって、日本語でたくさん話しかけることができますね。

語彙力、文法、読解、リスニング、スピーキング、
語学学習には様々なスキルが必要とされていますが、
見落としがちな質問力も、会話の実践には必要なスキルです。
ぜひ、プライベートレッスンでも、取り入れてみてくださいね。

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