げんき14課「~も/~しか」の使い方が確実に分かってもらえるシチュエーション
げんき14課に出てくる助詞の「しか」と「も」のニュアンスを、だれでも簡単に理解できるシチュエーションが、残り物のピザです。
冷蔵庫に、昨日の残り物のピザが半分、箱に入っています。
①「しか」
ピザが半分しか残っていない!だれが食べた?
②「も」
ピザが半分も残っている!ラッキー!
半分のピザ、という同じ状況に対して、
もっと残っていると思っていたのに!残念!という気持ちの場合は、①の「しか」を使います。文末は否定形。
もう全部なくなったと思っていたのに、まだ残っている!よかった!という気持ちの場合は、②の「も」を使います。文末は肯定形。
日本語学習者にとって、助詞や文法は、意味を伝えるための記号や方程式のようなもの。
「しか」や「も」は、それ以上に、気持ちを運ぶ役割もあるような気がします。
でも、そういうニュアンスは、教科書や辞書の説明からは読み取りにくい。
助詞なんて小さな違いですが、
生徒さんが、気持ちをぴったり言葉にできる喜びを感じることができるように、導いてあげたいものです。
ちなみに、以前、こんな記事も書きました。
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