新海誠監督の3部作
おかげさまで、ありがとうございます。
今さらながら、新海誠監督の3部作
『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』を一気に見ました。
どれも、潜在意識や集合意識を扱っていると聞いていたので、
集合意識覚醒プログラムMAGATAMA 認定講師のかよりンとしては見ておきたかったのです。
個人的な感想ノートになっちゃうかもしれませんが、アウトプットしておきますね(一応、ネタバレしないように書くので、これを読んで気になった方はぜひ見てみてください。そしてよければ感想を教えてくださいね)。
君の名は。
潜在意識とは、言い換えると、私たちのそれぞれの心の中にある、記憶や知識の図書館です。そしてさらにその奥では、集合意識としてみんな繋がっていて、それは時間の枠をも超えている。これを、この映画では表現しているように感じました。
"時間をやり直す系"という括りで見ると、他にも『STEINS;GATE』や劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』など、色々とあります。
ただ、勾玉セラピストになってからこの映画を見て思ったのは、「時間を戻してやり直そう!幸せになろう!」というところではなく、当時、昇華しきれなかった感情を再度感じて、癒す=統合することに意味がある、という点に目がいきました。
過去にあった出来事を思い出す、祖先を思って手を合わせる、こういったことに繋がっているんだと思います。
天気の子
この映画は、潜在意識うんぬんというより、シンプルに終わり方にすごく驚きがありました。
今までのよくある映画の終わり方は、「そんなに上手くいくかなあ」ってくらいのハッピーエンドか、「この人を犠牲にして、幸せな結末が訪れた」的な分かりやすい展開が多かったように思います。
後者だと、アルマゲドンとか。
だけど、この映画は「あれっ、そこはそうなるんだ」的な展開。一見、ややバッドエンド気味にも思えるのです。
だけど、世界は必ず変化していくものだし、「変化を人々が受け入れる」という、新しい選択肢をこの映画は提示してくれたように思いました。
よく言われるのが、基本的に生物は「現状維持」を好みつつも、特に人間は「成長・変化も求める」生き物だと言われています。
「変わることはよくないこと」という心のブロックに氣付きはじめている人がいるからこそ、このエンディングが描かれ、そしてヒットしたのではないかと思います。
すずめの戸締り
この映画が一番、潜在意識、とか、自分と向き合う的なお話のテーマにしやすかったです。
ミミズが出てくる場所は、結局のところ、感情が統合・昇華されていないままの場所なんですね。この感情を昇華してあげるのが、閉じ師の仕事。
そう、何よりも、「勾玉セラピストになったら、映画に出てくる"閉じ師"になれるのだよ~!!!」というのを一番声を大にして言いたいです。
映画のように、他人や全く知らない土地を勝手に慰霊する、みたいなことはせず、あくまで自分や、セラピーを受けにきてくださった方に対して、というところです。(あのレベルでやると、確かに反動も大きいし、"よかれと思って"という我との線引きが難しいので、生半可にはしないほうがいいと思います)。
ところで、ミミズが出てくる場所は廃墟が多いですが、別にそこで殺人事件が起こったとか、人自身の怨念があるわけじゃないんですね。あくまで、そこで楽しんでいる人や、生活している人たちがいた、そして居なくなった。
となると、土地や建物は生き物ではないし、感情はないのだけど、それでもやっぱりそこには思い出とか記憶、として刻まれていくものがあって、無くなったら寂しさを感じているのだろうな、とも思ったりするのです。
映画全般に言えること
『君の名は。』のプロデューサーが「集合的無意識にヒットした」ということを言っているわけですが、これは決して、映画のストーリーが特別、何か技法を使っているとか、そういう意味ではないと思うんです。
映画でもマンガでも、主人公に感情移入して胸がぎゅーっとなったり、涙することってあると思います。一般的に、「自分の過去の経験と重なった」とか「母親の立場だから、もし子供がこんな目にあったら」とか、自身の経験・感覚として捉えますよね。
でも、実際のところは、集合的無意識で繋がっている、自分の過去性(前世)での経験なども、ここに含まれているんだと思います。
たとえば、愛する人との離別は、婦でも歳を取ったらどちらかが先に亡くなるわけですし、多くの人が経験するでしょう。一生に一度の恋愛でなければ、失恋も経験するでしょう。そういった、みんなが現世・過去を通じて経験するであろうストーリーが、映画では「全米が泣いた」と言われる作品になるんじゃないでしょうか。
だから、映画を見て感情がぶわっとなったり、涙するのは、現世や過去性の自分の感情を癒す、大事な作業なんだと思います♪
わたしも、大ヒットしたものは観たくなくなる、というひねくれ者ですが(笑)大ヒットするものには意味があるし、その時の人々に必要なものが描かれているんだな、というのを今回3作品観て思ったので、これからはある程度流行も追いかけていこうと思ったのでした。
そしてやっぱり、一番伝えたいのは、みんなも"閉じ師"になろう!ということです。
勾玉セラピストになると、自分を整えているだけなのに、家族や職場、周りまでなぜか整ったり、元気になったりするんです。
だから、閉じ師が増えれば、映画のように、世界を癒すことだって夢じゃない!
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