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発音記号は大事!

私が中学生の頃、学校の英語のテストには必ず発音とアクセントの問題があった。私は特に発音問題が苦手で、よく間違えたのを覚えている。
当時はALTなどいないし、視聴覚教材も充実していなかった。英語教師が自ら発音して教えてくれるのだが、恐らくあまりクオリティの高いものではなかったと思う。
だから発音問題をクリアするには発音記号を覚えるしかない。実際、授業でもよく発音記号が使われた。
それぞれの「正しい」発音は分からなくても、発音記号を覚えればパターンは見えてくる。基本的なパターン(boatとboughtの違いなど)と代表的な例外(heart、abroadなど)を知ればテストには対応できた。

そんな古き良き思い出の発音記号なのだか、最近、娘と話していて、今の中学では発音記号を教えないことを知った。
一応、教科書には出てくるが、ほとんど触れないらしい。学校や教師によるだろうが、少なくとも娘の中学ではそのようだ。発音はALTや視聴覚教材から耳で学べということか。

しかし子音はともかく、母音の聞き分けは日本語の耳には難しい。聞き分けができなければ、発音もできない。
今は欧米の発音が正解というわけではないのだろうが、母音の発音を間違うとかなりの確率で伝わらない。
何より、発音記号とそれに対応する発音を覚えれば、どんな難しそうな単語も正しく読めるのだ。第二言語として英語を学ぶものにとって、これほど手っ取り早いものはない。

そんなわけで、私は発音記号賛成派なのだが、世間はどうなのだろう?


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