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巣立ちの日

中学校のほとんどの時間を学校に通わずに修了した次女。
こういう場合でも「修了」と言えるのが、個人的には少し不思議。
何をして「修了」というんだろう。
でも、中学校課程を修了し卒業できたので、ありがたい。

高校は、地域みらい留学というフレームワークを使って、遠く離れた他県へ進学。
最初は、新しい土地、人、環境に馴染めるのだろうかと心配だったけれど、とても楽しく過ごしている模様。
先輩も話しやすく、同学年の寮生ともそれなりに生活できているらしい。
久しぶりに通う毎日の学校も頑張っているようで、部活にも入りたいと言っていた。

最初を頑張りすぎると後で息切れをするんじゃないかと心配なところはあるけれど、掃除、洗濯、学校活動など楽しく過ごせているなら、老婆心で余計なことを言うのはやめようと思う。
実際、入寮の際、荷物を搬入し、私は帰りのフライトがあるからバタバタと寮を後にしたのだけれど、帰る間際に彼女に伝えた言葉は、「楽しんでね!」でした。
心配すればキリがないけれど、一歩踏み出した次女に必要なのは、きっと前向きに進むためのマインドかなと。

次女から話を聞いていると、普段は学校から帰りテキパキと部屋の片付けや洗濯なんかも行い、勉強もやりつつ、空き時間には好きなNetflixを見たり、散歩に行ったり、お友達と喋ったりしているらしい。
元々行動力のある次女。
一人で自分のやりたいボランティアを見つけると申し込みをし、ボランティア先に確認の連絡をしたり、早朝からのボランティアに参加する際も電車の乗り換え案内を確認し、一人始発の電車に乗って行くという行動派。
きっと自分で考えて行動していくことが大好きなんだね。


高校入学前から大学進学の話もしていたんだけど、その進学先がまた遠く、北海道を希望している。
この先、その希望が変わることもあるかもしれないが、そっか、高校で寮生活をして家を出たら、これからはウチで暮らすことはほぼないのかなと実感し、私が寂しくなる。
子育てって大変なことが多いけど、ずっと一緒にいられるのは、たった15年間なんだなと思うと、不登校の期間の、きっと不登校じゃない時以上に密に過ごせた日々に感謝。

この先、良いことばかりではなく、大変なこともあると思うけど、いろんなことを体験し、全てを糧にしていってほしい。


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