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子どもは大人で、大人は子ども。

今回ののこのこはななちゃんひとりの登園でした!

前回、母子分離をしたので、今日もそうしようと思っていたら、なんだか朝からグズグズしているななちゃん。


お母さんが行こうとしてもイヤイヤモードでした。



腕を見ると蕁麻疹が出ていて、もしや体調悪くてイヤイヤモードなのか??心配しながら様子を見ていると、お母さんと抱っこならどうにかいられる感じ。


だけど、なんか怪訝そうな声を出したりして、なんかいつもと違ったんです。



「おうちにかえりたい」としきり言っていたので、今日は早退みたいな感じかな〜と頭をよぎるとふと、「グミとりにいきたい」と言ったのです。





「おうちにグミとりにいきたい」





ななちゃんの願いはそれでした。



お母さんが、「じゃあママ取ってくるから待てる?」と聞くと「うん」と答えるななちゃん。



ななちゃん「ぶどうと〜みかんと〜もも!!」



お母さんも「わかった!ママグミ取ってくるね!」と言ってくれました。



そして、その願いが叶った瞬間ななちゃんの表情がガラリと変わったんです。



「自分本位の願いが叶った時とは違うこの表情はなんだろう」とても不思議な感覚でした。



そして、前回の母子分離はずっと抱っこだったななちゃんが今日は「こっちいこう!」「◯◯でしょ!」と話し方もいつもと全く違うんです。




私「ねぇ、今日いつもと違うじゃん。なんかかっこいいんだけどどうしたのよ!」


かっこいいというのは泣かないとかグズグズしてないところではなく、自信に満ち溢れた感じというか…なんかひたすらカッコよく見えたんです。



ななちゃんは「ふふん」という感じで笑って流すのみ。





すると今度は「ななちゃんチューペットみんなでたべたい!」と提案して来たんです。




私「それいいね!!!暑い日にみんなでチューペット食べる日作ろうか!!」


なな「うん。いろんなやつ」


私、「いろんな味ね!食べ放題がいいな〜!!」(私の方が盛り上がってしまった笑)





10:30

なな 「おべんとうたべようか!」


私 「もう食べるの?」


なな 「うん!」


ななちゃんは10:30頃になるといつもお弁当を食べたがる。


今までは一人でも食べていたので、今日も食べるかな〜とは思っていたけど、一応ママは11:30になったらご飯食べに来ることを伝えた。


それでもいつもの感じで「たべる」と言っていたななちゃんだけど、今日はいつもと違うのだ。



「たべる」と言っているのにお弁当を開けようとしない。


私「あれ?ななちゃん食べるって決めたなら食べていいよ」というのだが「うん」と返すもののお弁当を開けないのだ。





しばらくすると「やっぱやめようか!」というのです。



私「いいの?お腹空いてるのに。」



ななちゃん「うん!あっちにいってママおどかせよう!!」と提案されたので、「いいねー!!」と二人で驚かす場所を探したりしました。




そして、お母さんが返って来て一緒にお弁当を食べ終わると「グミ食べる」と言い、お母さんからグミをもらい徐に「これママ、これはかよせんせい」と配ったのです。





まさか、、、、、、







私「ななちゃん、お家にいる時にみんなでグミ食べること決めてた?」


ななちゃん「うん」


私「みんなでたべたかったの?」


ななちゃん「うん」





そうか〜、、、自分の好きなグミをみんなに分けながら一緒に食べたいと思ってたんだ。それを家で決めていたのにそれができなかった悔しさ?悲しさ?いろんな気持ちだったのかな。

自分の幸せだけを考えていなくて、あくまでも「みんな」と思っていることに愛の深さを感じたんです。




「美味しいものを分けたい」「自分の好きなものは誰かも好きかもしれない」いいな〜その気持ち。





そしてね、その日のななちゃんは自分は大人で、私は子どもで、ママは赤ちゃんと言っていたんです。





げーーーーー!!!!!も、も、、もしや、、、、ななちゃん、、、それくらい大人を可愛い存在だと思っている????






私たち大人って子どもを可愛いと思っているけど(可愛いのだけど)、それと同じように子どもも大人って可愛いな〜と思っているのではないかと思っていて、なんなら子どもはいつでも大人の成長を喜んでいるというか、大人の幸せを願ってる人たちなので、成長しようとしている大人を見て可愛いって思っているのではないかな。





ななちゃんの大きな愛に触れ自分に向き合う私なのでした。



私もあなたのように温かい人になりたい。



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