音楽で実際にお仕事をもらえた時の話4

さて、今回は演奏のお仕事をいただけた時の話その2大阪編を書きます。

僕は大阪でギターを弾いていたのですがこれがまた濃厚な思い出がたくさんありますから全部は話しきるのは難しいですが、どんな感じだったかを少し話せたらと思います。
オーディションがあったんですね、でも実はオーディションだとは知らなくて事務所に向かっていました。音楽プロダクションにスタジオもあるしギター弾いて遊べるからおいでよ、という話だったんですね。そしたらオーディションでが行われてて40人〜50人?くらいゲネスタに集められててみんなオケを持参してて一人づつ演奏してました。
アレ?なんか聞いてた話とちゃう。。となりましたね当然。
僕の番が回ってきてオケの音源くださいとPAさんから言われたのですが持ってるわけない。だって遊びにきただけだもの!笑
しかたないので、ドラムさんとベースさんを貸してください、と言いその場で即興のセッションをしました。
二人に、こんな感じのコードでリズムはこんな感じで、と話し。スタート。途中でギターアンプが途中ならなくなるアクシデント発生。
こんな時に!?
僕は事あるごとにこういうミラクルを起こす人でもあります。。もはや才能です。。泣
ここで中断、かと思われたがその瞬間ギタリストのジェフベックの話を思い出した、彼は自宅で仲間とセッションしてる時何時間もぶっ通しで弾く事があるらしい、そして演奏中にトイレ行ったり食事をとるのだがなんと、他のメンバーに演奏はやめるな!と言って出て行くのだとか。まじかよ最高かよ。と思った記憶があります。
なので僕はこのトラブルが起きた瞬間、周りに演奏は止めないで!と言いました。
そしてドラムとベースだけが、べんべんとドライに鳴り響く間、勝手に奥の部屋に行きギターアンプを探し、引きづり出してきた(オーディション演奏中です、笑)
そしてまたギターをさして、なんかフィルちょうだい!ってドラムにボディーランゲージで伝え、じゃーん と舞い戻りました。

そして帰ろうとしたらなんと合格。演奏が良かったのか、オケなしできた度胸が気に入られたのか、ジェフベックかよ、と思われたのかわかりませんがとにかく気に入ってもらえたようでした。

他と違うことをしたから目立っただけなのかも。
でも、結果は結果です。
こういうことからこの日から数年間ギターを弾かせてもらえる機会を得ました。

みなさんもなんか他と違うことをやってみると良いかもしれません。
やっぱりジェネラリストはダメなのかもしれませんね。

ここからTV出たりツアー回ったりをするのですが色々と注意されました。
DVD撮影が入るのだから26曲全部暗譜しろ!とか。
TVなんだから指板ばかりみてないでもっと上(前を)を向いてかっこよく弾いて!とか
他の楽器が多いのだから三度(Cならミの音)は弾くなよ!とか

仕事とアートの境目でもんもんとした時間過ごし、現在ではハイブリッドな演奏家になりました。

まとめ
演奏はうまいのが当たり前
人と違うこともした方が良い
即興もできた方が良い


あまり多くはないですが、オーディション情報も載せて起きますね。


Have a fun !


それではまた明日!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?