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アジア食日記(54)タイ|バンコク|毎年食べいてた暑季の風物詩

毎年4月になると街中に出回る季節料理。それが、カオ・チェー。
氷水に漬けたジャスミンライスを濃い味付けのおかずと一緒に食べます。

もともとは宮廷料理で、暑さで食欲のなくなった王様のために考案されたもの。日本では「冷やし茶漬け」なんて言われていますが、日本のお茶漬けのようにおかずをご飯の器に入れるのはご法度。

Baan wang Khowit

旧市街、民主記念塔の近くにある古式ゆかしいレストランにて。タイの伝統衣装を身にまとったマダムたちが優雅にお食事していました。

JWマリオットホテル内のレストランにて。味濃く煮込まれた料理は暑い中で日持ちがするように、という工夫からだそうです。

近所のレストランでも。正直言ってそれほど美味しい!と言うものでもありません。ただ、一年中夏の気候のタイではこのような期間限定の食事で少しでも季節感を得られるならよい。
毎年別の場所で食べていました。

カフェでも一時的にメニューに登場することもありました。

立派な食器でカオ・チェーが登場するのは、ランドマークホテル内のレストラン。

一番の豪華版。オークラ・プレステージ・ホテル内のレストランで。

4月はソンクラーン(タイ正月)もあっていろいろ行事がありますが、食時の部分ではこのカオ・チェーをどこで食べようかとあれこれリサーチするのが楽しみでした。
(2012-2021年撮影)



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