業界のリーダーが手がけるふわっとイベント: ヤッホーブルーイングと楽天大学が示す新たなコミュニケーションの形
「てんちょ」と「がくちょ」のネコナイトに行ってきました!
「てんちょ」というのは、ヤッホーブルーイングの井手社長で、「がくちょ」というのは、楽天大学の仲山学長です。ものすごい会社のものすごいお2人ですが、なぜか誰でも参加できる、こんなゆるゆるイベントを時々開催されています。でもって、お2人のご本はこちら。他にもたくさんあるけれど、この日のテーマは「よなよなエール」と「組織のネコ」だったので2冊だけご紹介します。
なんだかものすごくゆるい感じのイベントなのですが、このお2人の取り組みって、ビジネススクールやビジネスマンの学びの対象なんです。実際私も関西学院大学のビジネススクールのマーケティングの授業で「ヤッホーブルーイング」のコミュニティー作りについて勉強しましたし、つい先だっても神戸の経営者の会で学んだばかり。そんなケースの面々が並ぶイベントってなかなかないです。
とはいえこの集まり、目的とかテーマとかってそれほど明確になっていないんですよね。告知の文章も「右手には水曜日のネコ、左手には正気のサタンで秋のネコナイト!」って感じですし。運営さんに聞いても、みんながそれぞれの強みを出し合って会場を作っていく感じ…。
とはいえこんな(すごい)人たちですから、きっといろいろ決まっているんだろうと思いつつ行きましたが、始まって「あ、本当にたいして何も決まってないんだ!」とわかって笑えてきました。
やりたい人がやりたいようにやるネコ的イベント
やりたい人がやりたいようにやるってことになると、やっぱりやりたくなりますよね。私もその中に入りたくなってしまい…。事務局さんをつかまえて、「私もお手伝いしたいの」とお願いしました。そうしたら「やれば?」と言われます。でもやることないから、「チャイナドレスに着替えてお給仕してもいいですか?」とおねだりした。そうしたら、「え?(チャイナドレス)持ってきてるの?」と、やや怪訝な顔をされましたが、周りを見渡すと、和装の御婦人もいましたしね。「やりたいならやれば?」とオッケーをいただけ、お酒を配るお役目をいただけました。
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参加者の多くがエフェクチュエーションをご存知でした
しかし今回びっくりしたのが、参加者の8割くらいがエフェクチュエーションをご存知だったんです。さすが「ネコ会」ですね。
エキスパートのエフェクチュエーターの集まり。ラーニングエフェクチュエーターの私は気づきがいっぱい。
帰りしな、事務局のまことさんに「谷口さん見てると、手中の鳥からGOばっかりだけど、エフェのキモって“飛行機のパイロット”だよ」と指摘されました。これ、実は私にとって痛い指摘です。思い当たるところがアリすぎで…。
私、あまりにも行動できない時期が長すぎて、手中の鳥から(許容可能な損失の範囲内で)GOばっかりしちゃうので、行動はできるようになってきたのですが、本物のエフェクチュエータの方には時々「パイロット不在なんか?」とか「谷口さんの飛行機の計器はこわれてんなー」と言われてるんです…。このあたり、深掘りして考えたいです。
エフェってほんと難しい。
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