茅島秀夫

2001年から出張ベースで中国の日系企業広報支援。2011-2018年上海駐在。帰任後…

茅島秀夫

2001年から出張ベースで中国の日系企業広報支援。2011-2018年上海駐在。帰任後、海外事業本部で中国進出企業の広報支援。報道では伝わらない中国の姿を紹介していきます。 ※掲載内容は私個人の見解によるもので、必ずしも所属する組織・団体の立場や見解を反映するものではありません。

最近の記事

10年前の北京モーターショー

上海駐在時代の2014年の備忘録から 北京モーターショーの交通費問題 北京モーターショーで北京に来ている。 新車が118台も出展されることもあり盛り上がっているが、一方で、参加企業の間でちょっと話題になっているのが検察のモーターショーへの介入。 中国では、こういったプレスイベントの際は、出席する記者に「交通費」や「労務費」と称して「紅包(ホンバオ)=袖の下」を支払うのが常。大体一人の記者に300元(4,800円)から500元(8,000円)を支払う。これは中国の悪しき習

    • 今日は918。

      今日は柳条湖事件(満州事変)の日です。 今から 92年前の 1931 年 9 月 18 日夜、満州(現:中国東北部)の奉天(現:瀋陽市)近郊の柳条湖(りゅ うじょうこ)付近で日本所有の南満州鉄道の線路が爆破されました。これを関東軍は中国軍の行為として出兵し、満 州事変の発端となりました。 「勿忘国耻」 ... 国恥を忘れるなかれ 中国では毎年9月18日 9時18分に、各地で14回の鐘の音と空襲警報のサイレンが鳴ります。 これは、屈辱的な歴史を忘れないことが明日への師にな

      • 9月18日柳条湖事件(満州事変)の日

        9月18日は柳条湖事件(満州事変)の日でした。(UP遅れました) 今から 90 年前の 1931 年 9 月 18 日夜、満州(現:中国東北部)の奉天(現:瀋陽市)近郊の柳条湖(りゅ うじょうこ)付近で日本所有の南満州鉄道の線路が爆破されました。これを関東軍は中国軍の行為として出兵し、満 州事変の発端となりました。 「勿忘国耻」 ... 国恥を忘れるなかれ 中国では毎年9月18日 9時18分に、各地で14回の鐘の音と空襲警報のサイレンが鳴ります。 これは、屈辱的な歴史を

        • 沈靚記者の「それは、それとして」

          https://www.thepaper.cn/ 紙媒体の衰退とニューメディアの登場 中国では、2009年に微博(WEIBO)、2011年に微信(WeChat)が登場すると、スマホが人々の主要な情報窓口になり、それに合わせて、新聞や雑誌等の紙媒体が、続々と休刊に追い込まれていきました。 上海で発行部数30万部を誇る『東方早報』も、「もう紙メディアの将来はない」として、2014年、新しいメディアをスタートさせます。 メディアの名前は『澎湃(ポンパイ) The Paper』

        10年前の北京モーターショー

          中国のKOL事情

          道具のように扱われる上海現地KOL 中国で、ある網紅(KOL:Key Opinion Leader 中国のインフルエンサー)が、某日系企業の新製品発表イベントに参加した時のこと。 イベント終了後、企業の中国人の担当者が、KOLを会場の隅に集めて、突然、一人ひとりの撮った写真を見てダメ出しを始めたのです。さらには、投稿する文章を見せろと言い、内容に問題があれば、その場で書き直しをさせていました。このKOLは、イベント当日、自分のタイムラインにアップしましたが、翌日には削除し

          中国のKOL事情