About the contents

この階層(/running movies)は、それぞれの映画作品についての文章、と映画についてのニュース、ゴシップ、または俳優についてのコラムのなどの文章からなっている。

はじめに断っておくと、ここでやっているの映画の批評などではなく、観た映画が面白かったか否かという映画の紹介だ。

言ってしまえば、映画に関する僕自身の備忘録というわけだ。

これを読んでくれる人を、映画の視聴へと誘導すること。それがこのコンテンツの目的だ。僕のなけなしのボキャブラリーをひねり出し、その映画について修飾しまくり、映画を見てもらう。僕の好きな映画、面白いと思うものを皆に知ってもらいたいという言葉たちだ。僕のことを誰かに知ってほしい。その想いから僕はこの文章を書いている。

だから、ここでは新旧問わず映画館やサブスクリプション、レンタルビデオ店で借りたものの中で本当によかったと思うものだけを書かないことにしている。観たんだけどあまりに時間がたっているものは基本的に紹介しない。できる限り見た後すぐに紹介して、自分がどんな動的変化をたどっているか、それを確認してスキルアップ、成長を図るためだ。もちろん長い間があっても忘れられない作品は別に紹介している。

僕にとって映画の批評というものは、「~が描写できていない」「キャラクターが弱い」「人間味が描けていない」といった分析的で体系的なものだ。そして印象批評と規範批評を丁寧にわけ、分類しなければならない。厳密な意味での批評とは、読者に思いもよらなかった視点を与えるという面白い読み物だと思う。

その意味で、これは映画批評ではない。印象批評的で、規範批評的で、感情的で、これらはすべて僕が好きな映画を魅力的に紹介するためにとった戦略だ。

面白い映画を、面白かったという。

ここで僕がいろいろ書いていることは、結局そういうことだ。

だから、基本的に面白かったものだけを紹介している。中には話題作だからやネタとして(映画としてではなく)面白いものを紹介したりしているが、あくまで話のネタとしてだ。だから少なくとも、これはダメだと思ったものはほめていない、ってくらいには信用してもくれてもいいわけだ。

これを読んでくれている人が出会っていなかった映画に出会うことや、「長回しのカメラワークがいい」「画面の構成がいい」といった新しい視点の「間口」を得ることを助けになったんならば、ぼくはとても得をした気分に感じるんだ。

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