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恋愛や結婚と、家を探すことは似ている①

こんにちは、都内勤務 浦和住みリーマンのゆーすけです。

このnoteは、アラサーマンション好き男性が半分ファンタジーとして書いた戯言雑記です。多くの人が悩める「恋愛や結婚におけるパートナー探し」と「物件探し」の類似点を無理やり見出し、接続し、さながら婚活コンサルティング的指南を行うような何かに見せかけた、果てしなく意味のないリアルなフィクションです。

肩の力を抜いて、リラックスした状態を保ち、オープンスタンスの広い心でご笑覧下さい。(住み替えがどうとか、注文戸建てがどうとか言い出すと、訳が分からなくなります。読んでくれたらそれだけで嬉しいです。)

それではどうぞ。

~以下本文~

タイトルの通りだけれど、恋愛や結婚と住む家を探すことは似ている。

■僕らは家を探すとき、まず何をするだろうか?

家賃や購入予算の上限を決める?どの街に住むか検討する?住宅情報誌を眺めたり、検索サイトで調べたりする?そのどれもがその通りで、とても大事なことだ。

家を探す契機にも色々ある。

例えば、大学に入学するとき。初めての一人暮らしとキャンパスライフに夢を馳せながら、これから始まる新たな生活への期待と不安が一杯、そんなとき。

例えば、就職したとき。大学を卒業し、住み慣れた土地を離れ、人生の大海原へと漕ぎ出すとき。

例えば、彼女との同棲を始めるとき。二人だけの幸せの国を築こうとするとき。

例えば、結婚して子供が生まれたとき。家族のため、新しい一歩を踏み出そうとする、そんなとき。

家を探すとき、まず思い描くのは「理想の生活」だ。

色んな理想があって、やりたいこと、叶えたいこと尽くしだ。それを夢想するのはとても幸福な時間であり、自分の理想の生活というものを見つめなおすいい機会だ。

自分はどんな人間で、どんな生活をしたいのか、「自分はどうありたいか」という、自分の理想を起点とした社会との関わり方を考えることになる。

これはとても有意義で、意味のあることだ。

家探しで最も大事なのは「理想の生活とは何か」であり「自分はどうありたいか」ということである。

その思想、芯のようなものがあって初めて、家を探すという行動に移ることができる、というかそうあるべきだと思う。

じゃあどんな街に住めばそれが叶えられるのか?その街の物件はどのぐらいの家賃・価格なのか?選べる間取りはどんなものがあって、どういうものが希望なのか?駅からの距離はどうか?職場や学校からの距離はどうか?そうやって徐々に具体的な「住みたい家」の像が固まってくるのだ。

理想の生活を思い描き、実際に物件を探し出すと、様々な壁にぶつかる。(「住みたい家」が何なのか分からなくなることもある。恐いことだ。)

「壁」とはなんだろうか。一番大きな壁は「家賃・価格」ではないだろうか。

住みたい家はあるが高すぎる、諦めよう。よくある話だ。

※以後「家賃」で話を通します。家の購入における、月に支払うローンの金額も似たようなもんだとここでは考えます。

では「家賃」とはなんだろうか?

突拍子もないが、家賃とはあなたの思想や生き方そのものだと私は思っている。

お金がすべてということではない。あなたの生活の拠点は、あなたの払える限度の家賃に規定されるということだ。

あなたが払える金額、正確には「払ってもいいと思って実際に払える金額」が住みたい家の限界ということだ。

いい家に住みたいなら、お金があればいい。お金が足りないなら、稼げばいい。そういう発想もある。お金がないので、住める範囲の家を探して住もう、そういう考えもある。そもそも家賃の高い家が良い家だ、という発想自体がない、そんな人もいると思う。(家がなくてもいいという人は、いるにはいると思うがマイノリティだ。)

限度を超えた家に住もうとするとどうなるか。それはとても簡単な話で、生活が破綻するのだ。

…とまあ当たり前のことではあるが、少しというかかなり遠回しに言ってみた。

恋愛や結婚で理想の相手を探すこととの共通点が含まれるからだ。


■結婚や恋愛において相手を探すということ

さて、結婚や恋愛においてまず共通するのが、「理想の相手を探す」ということである。

物好きな方でなければ「パートナーとして時間を過ごすのにふさわしいと考える人」「一緒にいて自分を幸せにしてくる人、自分が幸せにしたいと思う人」そんな人を探すのではないだろうか。

では、本当に幸せになれるパートナーとはどんな人か?それを知るためにはまず自分を知らなければいけない。そして、理想の相手を思い描かないといけない。

もちろん、一目ぼれであったり、今現在の人間関係の中で素敵だなぁと思う人がいれば、その人が理想の相手なのかもしれない。

一方で、結局自分はどんな人と付き合ったり結婚したりすればいいんだろう?となかなか明確なイメージが描けないまま、意思決定ができずに思い悩んでいる人が多いのも事実である。

そんな人のために、家を探すことと理想の相手を探すことの共通点を明らかにしながら、道しるべを示す手助けができればと考えている。


■ここまでのまとめ

さて、ここまでの内容をまとめる。(回りくどすぎる)

理想の住まいを探すには2点重要なことがあり、

1.理想の家とは何かを明確化すること

2.その理想に対して、自分はどれだけの対価を支払えるのか見定めること

である。

これがそっくりそのまま、理想のパートナー探しに当てはまると思ってもらって差し支えない。結論から提示すると、こういうことだ。

1.理想のパートナーとはどんな人かを明確化すること

2.理想に対して、自分には「それに適う」どんな魅力のある人間かを見定めること

当然とも言える内容だが、意外に2が見落とされがちだったりするのだ。今回は2の点を掘り下げていこう。


■欠けた視点を実装する

最初に指摘しておきたいのは、人は「理想の家探し」ならちゃんと実践することを、より大事なパートナー探しにおいて曖昧にしがちであるということだ。

極端な例を挙げよう。他意はない。

「理想の相手は、若くて色白美人、ある程度男慣れもしているものの、育ちが良いからか変に擦れていもいない、思いやりがあり、家事も仕事もしっかりとこなす女性です。あと巨乳だと最高です。」(男性 45歳 年収450万 会社員 頭髪は後退気味で、仕事終わりのお酒だけが趣味の腹が出てきたおっさん)

もうひとつ。

「理想の相手は、イケメン高身長、職業は医者や弁護士等の士業もしくは大手上場企業サラリーマンである程度の地位があるか将来有望、子育てには協力的というか率先して請け負ってくれ、私の自由な時間も常に確保してくれる男性です。生田斗真に似てたら最高です。」(女性 36歳 年収250万 フリーター 趣味はアイドルのおっかけで、ライブ遠征費、グッズ購入等で散在するおばさん)

瞬間的に「ない」と思ったはずである。

では何が「ない」のか。これは簡単である。まず、キツイ言い方をすれば、名乗りをあげる「資格」がない。こんなのは、ホームレスが六本木のタワマンに住みたいと言っているのと同義である。

そんな極端な思考ねーよ、というご意見が聞こえてきそうだが、大事なのはどういった視点がここで欠けているのか、ということだ。

何が問題なのか、本来普通に「家探し」であればしていたであろう「家賃」の設定がガバガバなのである。破綻する未来しか見えないのは自明の理。

自分が用意できる、差し出せる家賃をこの人たちは見積もったか。否である。

■自分を棚卸することがスタートライン

自分にはいくら稼ぎがあって、何ができて、どんな見た目で、未来のポテンシャルはどんなものか、考えてみたことはあるだろうか?(そんなもの見積もるのはつまらない、私は我が道を行く、という豪の者もいるはずで、それは嫌いではない)

相手に何かを求める前に、ギブできるものを考える、これはビジネスにおいても日常生活においても当たり前のことである。「私があなたにできることは?」という問いは、いい上司に必須の殺し文句、しかし当たり前のメンタリティだ。

「収入×スキル×外見×内面×ポテンシャル(自信や先見性なども含む)×年齢」

これが、パートナー探しという市場があなたを規定する価値基準だ。(男女共通の指標ではあるが、比重に差はある。その辺はここでは割愛する。)

相手を見定めるのであれば、己もまた見定められる、すなわち自分自身を見定めることがまず肝要なのである。

ドライな言い方をしているが、大事なことは「自分はどういう人間なのか」ということを、理想の相手を探すという人生において相当にプライオリティの高いイベントを契機として、とことん棚卸して見つめ直す作業を挟まなければならないということだ。この実践なくして、己の力量を見定めずして、どうやってこの恋愛・婚活市場を勝ち抜こうというのだろうか。

自分には色々と足りない…と嘆くあなた。戦い方は様々だ。

収入を上げる、スキルを鍛錬する、外見を整える、内面を磨く…できることはいくらでもある。さながらRPGである。

例えば良くある悪手は「内面だけ磨き続ける」ことに腐心し、ほかに無頓着な場合…。

念能力(急にHUNTER×HUNTER)と同じで、各系統をまんべんなく強化することが必要だし、下地の上に自信が積みあがれば、強敵を看破することもできるはずだ。

▼1点の強みではなく、山なりの強さ

山なり

▼過大評価は良くないが、自信があれば勝てる勝負もある

好調不調

…ビスケ師匠は本当にいいことを言う。

(結論として、この画像を使う説明をしたかっただけなんだ。許してくれ。みんなHUNTER×HUNTERの15巻を読もう。)

今回はこの辺りにして、次は1の点「理想のパートナーとはどんな人かを明確化すること」を掘り下げていきたいと思う。

迷える皆さま方の、一助になれれば幸いである。

つづく…(のか?)

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