「仕事仲間」「遊び友達」「遊び仲間」は使うけど「仕事友達」は使わないのはなぜか?
カヤック柴田です。
なぜ「仕事」と「友達」について考えたか
・カヤックの創業者3人は友人で、3人とも代表取締役
・現在、事業部長も3人制にするというトライアルを行っている
・「3人の社長」の役割分担は曖昧だ。「3人事業部長」は役割を決めてスタートすることが多い
・「3人の社長」を参考に「3人の事業部長」をはじめたのに、なぜ違う?
・違い:社長3人は友達だが、3人の事業部長は友達ではなかった
・「仕事」と「友達」は相性の悪い言葉なのか?を考えたい
「仕事仲間」「遊び友達」「遊び仲間」「仕事友達」のgoogle検索結果数
仕事仲間・・・約 1,980,000 件
遊び仲間・・・約 241,000 件
遊び友達・・・約 156,000 件
仕事友達・・・約 42,200 件
chrome シークレットモードで検索。各単語の使われ方は私の感覚には近い。
遊びと仕事の違い。
遊びの定義を調べる。
遊びの定義:
自由意思にもとづいておこなわれる。
他の行為から空間的にも時間的にも隔離されている。
結果がどうなるか未確定である。
非生産的である。
ルールが存在する。
生活上どうしてもそれがなければならないとは考えられていない。
(wikipedia「遊び」より)
仕事が遊びになるパターンは、上を満たすかどうか。全部は無理か。「他の行為から空間的にも時間的にも隔離されている。」が最も難しく、「非生産的である。」が次かな。
友達と仲間の違い。友達はBeingで、仲間はDoing。
同志という言葉はありますよね。でも、同志は“Doing”でつながっている関係性っぽくないですか? 友達は“Being”の関係性がしっくりきますけど。(引用元)
以下辞書より。
友達とは:
互いに心を許し合って、対等に交わっている人。一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人。友人。朋友 (ほうゆう) 。友。「友達になる」「遊び友達」「飲み友達」
(goo辞書「友達」)
仲間とは:
1 一緒に物事をする間柄。また、その人。「趣味を同じにする仲間に加わる」「飲み仲間」
2 地位・職業などの同じ人々。「文士の仲間」
3 同じ種類のもの。同類。「オオカミは犬の仲間だ」
4 近世、商工業者の同業組合。官許を得たものを株仲間といった。
(goo辞書「仲間」)
カヤックは、会社に「友達」の要素を持ち込んでいるのだろう。それは創業者が友達3人だったから。
友達だったら役割分担は曖昧だ。再現性を求められる「仕事」をやることになっても、友達だったから役割が曖昧なままでいけたのかもしれない。普通は仕事をするなら「役割分担」を設定して、「友達」ではなく「仲間」になったほうがやりやすい。会社に友達の要素を持ち込むことにカヤックの特徴の何かが隠れてそうだ。
会社に「友達」要素を持ち込むと、「社員と多くの時間を過ごすことが楽しい(Being)」を働き続ける理由のひとつにできる。
会社に友達がいると、「生産性的かどうかは関係なく、社員と多くの時間を過ごすことが楽しい」が、その会社で働き続ける理由のひとつとして使える。
これは仕事や会社に何を求めるかによって、歓迎されたりされなかったりするだろう。リモートワーク前提のバーチャルチームでこれは使えるのか。鎌倉職住近接を推奨するカヤックであれば親和性は高そうだ。
宣伝:twitterもフォローしてください
過去に書いたnote
サポートを検討いただいた方、それよりもこの記事を読んだら良さそうな方に広めていただけると助かります!!ありがとうございます!