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新規事業創出活動でやっぱり大事なこと ~アルムナイイベント振り返り~

『新規事業創出活動』、大手企業の社員にとってはすでに馴染みのある言葉になりつつあるのではないかと思うが、筆者が勤める会社にもいくつかの新規事業創出活動がある。

筆者自身は、例えば2019年に以下の新規事業創出活動に "いちテーマリーダー" として参画したことが、新規事業創出活動に踏み出す一歩となり、それ以降2歩3歩と少しずつではあるが経験を重ねている状態である。

先日、上記の新規事業創出活動に参画したメンバーが集ったアルムナイイベントがあった。「この活動への参画後以降、何をしているのか?」、「どのような歩みを経ているのか?」を自分を含む7名の登壇者がピッチし、それを踏まえて意見を交わす様なスタイルのイベントである。

このnoteでは、これまでの自分自身と経験とも照らし合わせながらイベントを振り返りつつ、「新規事業創出活動を行う上で、やっぱり"これ"は大事だな」と改めて思い巡らしたことを書き残してみたいと思う。

~本noteに対する補足~
アルムナイイベントの位置づけを考慮し、【具体的なピッチ内容】についてはこのnoteでは触れない。あくまで、本イベントを咀嚼する中で、弊員が改めて感じたことを個人の見解として備忘録的に残すことを目的とする。
(公式にリリースされている情報のみ "参考情報" として添える)

その①:『続ける』~追い風が吹くまで~

『新規事業創出活動』、どこぞの会社の取り組み紹介やプレスリリース記事を通してみると非常に一見華々しい活動に見えるが、既存事業とは異なる方向に進む活動であるが故に、必ずしも追い風ばかりが吹く訳ではない。これまで、筆者自身も新規事業創出活動の文脈に3年程に渡って身を置いて来たが、体感としてむしろ "向かい風が吹いている" ことの方が多い。

それでも、『続ける』ということを行っていれば、
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・事業場の方針の変化
・会社組織構造の変化
・法令やトレンド変化
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の様な "(推進テーマから見た場合における) 外的な環境変化" によって、急に追い風が急に吹き始めることがある。追い風を通じ、そのテーマに対して一度注目が集まると、社内の支援者も増えて、より一層前に進み出せるようになる。

いつになるか分からないその追い風を待ちながら、向かい風の中で『続ける』ということは、精神的に非常に高い負荷が掛かることであり、実際には簡単に出来るものではないが、やはり『続ける』ということは "新規事業創出活動で大事なこと" の一丁目一番地なのだと改めて感じる次第だった。

~ワンポイントメモ~
例えば、「歯の健康」に関するテーマを推進する方々は、2022年度に政府より基本方針が発信された「国民皆歯科健診」に湧いていた。
 ➡「国民皆歯科健診」ってどんな制度?  Medical DOC

その②:『伝える』~地道な認知獲得活動~

『新規事業創出活動』、テーマが一定程度進んだ段階でテーマ推進者のインタビュー記事が上がったり、プレスリリース記事が公開されたりする。それにより一時的には注目が集まるが、無限に情報が溢れるこの世の中では、1つの記事によって得た認知は一定時間経つと風化してしまう。

だからこそ、「どうすれば対象者の話題に上るか?」「どうすれば対象者の目に留まるか?」ということを考えながら、繰り返し企画を打ち出すことを行いながら、地道に・確実に認知獲得に励んでいくことが必要となる。

モノが次から次に溢れ、「良いモノを作れば手に取って貰える」訳ではなくなったこの世の中においては、新規事業創出活動は『立ち上げる』ことだけでなく、『伝える』ことまでがセットなのだと改めて感じる次第だった。

~ワンポイントメモ~
例えば、ペット家電のプラットフォームに向けて取り組む方々は、TwitterやInstagramの通じた地道な認知活動を通じて、約100万を超えるアクションを積み上げていた。(キーワード:保護犬猫譲渡会、、、など)

その③:『信じる』~自分の取り組みを~

『新規事業創出活動』、早々にみんなが賛同してくれる様な内容は、往々にして他の会社がすでに取り組んでいたり、取り組んだが花開かなかったテーマであることも多い。実は、初見では周りが賛同してくれない様なテーマにチャンスがあったりする。

周りが賛同が得られないテーマを推進する中では、最終的に拠り所になるのは「自分が『信じる』ことが出来るかどうか?」である。仮に周りからポジティブなフィードバックを得ることが出来なかったとしても、継続して検討を続けるエネルギーが自分の内から溢れているなら極論問題ない。

「アドバイスには耳を傾けない」「大切なのは、掘り抜き井戸スピリット」という言葉が飛び交う残る中で、新規事業創出活動ではそれぞれが "自分が信じるものを信じ通す"ことが大事なのだと改めて感じる次第だった。

~ワンポイントメモ~
ドラゴンクエスト作中で出てくる『ダーマ神殿』を例にあげながら、「新規事業創出という状況下では、自分がLevel1状態となるからこそ 熱い想い (will) が常に必要」との提起があったが、じわっと浸透する例えであった。
 ➡ダーマ神殿 (だーましんでん)とは【ピクシブ百科事典】 (pixiv.net)

最後に全体を通して

今回参加/・登壇したアルムナイイベントを起点とした振り返りを通じて、
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まずはテーマの火を絶やさず『続ける』ことを行いながら、その一方で地道に『伝える』ということを繰り返してテーマを中心とした輪を広げていく。そして、中心にいる推進者は『信じる』ことを辞めずにそこに立ち続ける。
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ということが『新規事業創出活動』に臨む上で大事なのだと、筆者としては改めて感じる次第であった。

以前、筆者自身が取り組んでいた"とあるテーマ"は、一度火が絶えてしまったが、今また新しい・夢中になれそうな火種を見付けつつある。そこでは、この振り返りで感じたことを改めて握り締めて臨んでいけたらと思う。

( イベント実施場所の一画 / 撤収後、静けさを取り戻した姿 )

(参考)本noteに関連する情報

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