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Filament インターンシップ(7日目) ~事業案へのフィードバックを通して~

インターンシップ6日目にFilament CXO(Chief eXperience Officer) 佐藤さんに、『"あるテーマ"で新しい事業アイデアを考える』というお題を頂きました。ここでは、1日で考えた事業アイデアに対する佐藤さんからのフィードバックを整理して書きたいと思います。

1.「なぜそれが起こっているのか?」を考える

僕が考えた事業アイデアは、度々ブレストなどで目にする"良くあるアイデア"とのことでした。(慰め?として「説明の流れは良くできている」とのコメントだけは頂けたことを添えておきます  (´ཀ`  ;) )

フィードバックの中では、
  「なぜそれが起こっているのか?」をもっとよく考えるべき
とのコメントをまず頂きました。今回事業アイデアを考えるあたっては自分なりに"最終的に一つの社会課題の解決に繋がること”を意識して考えていたのですが、佐藤さんに促されながら少し考えると、
  "穴が空いたバケツに水を注いでいる様なアイデア"
 (本質課題はそのままに、目先の課題だけ解決する様なアイデア)
になっていることに気が付くことができました。

自分で気づけなかったことについては恥ずかしく思いますが、実際のお題を元にフィードバックを頂くことによって、
  自分がまだまだ表層の課題への着眼で満足している
 (そして、それが表層だと気づくことが出来ていない)

という現状に気が付くことができました。

<補足説明>
「"表層の課題"と指摘された内容は何だったのか?」
についてですが、以下リンクを参考して貰えたらと思います。
 ➡野生鳥獣による森林被害
(林野庁HPより:https://www.rinya.maff.go.jp/j/hogo/higai/tyouju.html

これに対して、僕は"野生鳥獣を減らす(駆除・捕獲)"という観点で事業アイデアを考えてしまい、「では、そもそも野生鳥獣って何で増えたの?」という視点がスッポリ抜け落ちた中での事業アイデア、つまり"穴が空いたバケツに水を注いでいる様なアイデア"となっていました。(指摘頂くと分かるんですが、自分で考えている時には全然気づけなかったです...)

2.「世の中は雑である」ことを理解する

事業アイデアを考える上においてですが、佐藤さんより
  「世の中は雑である」ということを理解するべき
というご助言を頂きました。Web情報(二次情報)では一見整っている様に見えても、実際はそんなことはなく"もっと雑である"とことです。

そして、この世の中の"雑"を理解するにあたっては、
  「(理解しようとする当事者にも)"雑味"が必要」
とのご助言でした。ここでの"雑味"について、佐藤さんより頂いた言葉を(勝手に)一言にまとめますと"一見無駄と思える知識・経験"と認識しています。

  一見無駄と思える知識・経験を多く持ち合わせているからこそ、
  "整えられた表層の課題"に囚われることなく、"雑"の部分を紐解ける。
  それにより、本質課題に近づくことができる。


ということだと理解しました。この理解を踏まえて自身を振り返ると、
 「自分は効率重視で、"その時に必要だと思う情報"を一生懸命収集する」
ということ"ばかり"やってきたな...と反省する次第でした。

CXOの佐藤さんは"雑味を取り込む"ことを数10年に渡って続けて来られたとのことで、一方僕は"ようやくスタートライン(?)に立った"ことを考えると、先の長さを感じますが、少なくとも"気付くことが出来た"ということをポジティブに捉え、地道に取り組んでいこうと思います (´ཀ`  ;)

3.Filamentのフィードバックはなぜ分かり易い?

Filament CXO 佐藤さんにフィードバックを頂いているその時点では意識できていませんでしたが、このnoteを書きながら振り返ると頂いたフィードバックは"非常に吸収しやすい形"だったことに気が付きました。

おそらくですが、"分からない側の状況(どんな先入観を持っているか?など)"を手に取る様に理解しているからこそ可能なフィードバックなのだと僕は解釈しました。

少し言い換えますと、テーマ推進者の"提案内容の良し悪し"だけでなく、
  テーマ推進者がなぜその提案内容に辿り着いたのか?
つまり、
  「なぜ"それ(※)"が起こっているのか?」
  ※それ:テーマ推進者がその提案内容を提案するという事象

まで考えられた上で、フィードバックされているからこそ"非常に吸収しやすい形"になっているのだと僕自身がフィードバックを頂きながら、手触り感を持って理解した次第でした。自社(電機メーカー)における新規事業創出支援を行う上で、非常に大きな気付きとなりました!

<補足説明>
例えばですが、Filament CEO 角さんのnoteを読まれると、Filamentの皆様が
"大企業の内情"および"そこに置かれた新規事業検討担当者"の状況を非常に細かく理解されているのを感じることができると思います!
   ↓(以下、一例です!)
「変革なんかしなくてもやるやつはやるんだよ!!」という一言が組織を蝕む
  https://note.com/thefilament/n/n5b0d5368c0e9

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お忙しい中で、僕の事業アイデアの確認とフィードバックに時間を充ててくださったFilament CXO(Chief eXperience Officer) 佐藤さんには本当に感謝の気持ちが絶えないインターンシップ7日目でした。


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