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#42【人間関係】親の背中を小さく感じるとき、家にモノがあふれる【実家帰省】

昨日に続き、お盆休みの実家帰省について投稿します。
こどもとの移動編を終えて、本日は滞在編「家と親と老い」について。


1.帰省で感じた親と実家の変化

ここ数年の帰省頻度は年に1、2回。
3姉妹が実家で顔を合わせると、さりげなく今後の家について話題に上がるようになりました。

実家の所在地は長野県松本市。全方位、山山山に囲まれた地方都市です。
人口およそ24万人、有名な観光地は上高地、松本城でしょうか。
(ちなみにわが家のご先祖様は足軽。逆立ちしても武将になりえないピクミン属性でございます😂)


そこで、そろそろ70代が近づいできた母が暮らすのは、昔ながらの田舎の平屋。
「わたし、終活はじめました!」と、少しづつ身辺整理していると聞いていたものの、帰宅した時の第一印象では


「あれ?むしろ、ものがすごく増えている??」


居間や寝室以外の、日常的に使っていない数部屋がものすごいことになっていました。
雛人形や、昔のアルバム、来客用品などうずたかく積まれていて、地震がおきたらこりゃ大変….。汚れてはないのでただただ積まれているだけですが、youtubeの汚部屋お片付け動画のビフォアと同じ光景です。

(余談ですが、古堅純子さんの片付け動画が好きでたまに観てます。)


聞けば、空いている部屋の箪笥の中身をひとまず全部出しているとのこと。
そうそうそう、とにかく実家は箪笥の数が多すぎる…とこども頃からなんでこんなにあるんだろうと思っていたことを思い出しました。

祖父母も健在だった頃の最多7人暮らしから、現在は1人暮らし。
「できなくなる前にいまから減らしていかないとね」、と。

まだまだ元気で仕事と畑作業に精を出していますが、腰や膝が痛んだり、老眼もあります。
そして何より、田舎の家はとにかく片づける場所が多すぎる。
母屋+屋根裏、納屋、蔵、畑、職人だった祖父の作業場等…想像すると遠い目になってしまいます。

母ひとりに負担はかけられませんが、とはいえ下手に手や口を出すと嫌がられるのが母娘の理。さりげなくヒアリングした結果、こだわりの少なそうなところから着手していくのが吉。

2.10年後について話してみる

昔から母は「最期まで実家で過ごしたい。施設に入ったり、誰かの世話にはなりたくない!」と言い続けており、そんな発言を母らしいと受け止めてきました。

しかし、夕飯の支度をしているときに「80歳になったらどんな暮らしがしたい?」と聞いてみると
母は「動ける限りはこの家で暮らしたい。いざどこか悪くなったら娘たちの手を借りたい。」と言っていました。

そうですよね、要望も年々変わっていきますよね。
帰省するたびに張り切って台所で腕を振るってくれる母の背中が小さく見えました。

3.姉妹で話すこと

すっかり巣立ってしまった3姉妹ですが、それぞれに母を気にかけています。
言動に変化はないか心配したり、詐欺に騙されないよう流行りの手口について念を押したり。

年相応のうっかりエピソードにヒヤリとすることもありますが、それでも本人が70歳に近づいても 健康を維持する意識が高いこと(自給自炊・筋トレ)、働き続ける意欲が高いこと(畑作業と経理事務)、本当にありがたいことだと尊敬しています。

家については、この先の20年後、30年後…いつか来る母亡きあとは、取り壊しが妥当かなという話も。
周囲でも、売却され、駐車場やアパートになったのを見かけます。
そのためにどんな準備をしておけばいいのか….恥ずかしながらまだ全然わかっていません。

長女はいまの家での暮らしが難しくなったときは近くにマンションを借りてしばらく一緒に住むと言っていましたが、介護の必要がでてくるとき、Iターンできないとしても多少なりとも力になりたいです。

以前働いていた職場で、同僚の方が「実父の認知症がはじまったら疎遠だった兄から連絡がくるようになった。お金のことをしつこく聞かれて気が滅入る」、と打ち明けてくれたことがあります。

家族であってもそれぞれの人生と事情がある。
いざというときに人間性を失った行動に走らないよう備えることも、今の私にできることのひとつだとこのお話を聞いたときに心に留めました。

4.これから

これまで帰省のタイミングで学生時代の置き土産(主に本・服、雑貨)をぼちぼち整理してきましたが、次回は片付けにあてる日数を2日は見積もって予定を組もうと思いました。
まだ元気はうちは、無理のない範囲で母の望むように片づけてもらって、後々残るものがあったら業者の手を借りて一気に片づけるのが良いのでは?それから今の姉妹の仲が壊れることがありませんように..とも考えました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
それではまた、次の投稿で^^

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