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海外移住 | 私もついにここまできたか

こんにちは、中央ヨーロッパの北海道ほどの面積の国、オーストリアに夫と未就学児2人と移住したKayです。

最近、ずいぶん長い距離を歩んできたな…と思うことがしばしば。

それは、地理的な長さだけでなく、私が歩んできた学問、キャリアの道。

先日、名のしれた研究機関から呼ばれた、かなり位の高い研究者たちとの会議の出席することに。

教授陣がずらりと座るその大きな会議場の中にしれっと紛れて、発言したり、質問したり。

恐れ多かったけど、ランチに参加して、それなりに話が盛り上がったり。

I have come a long way. 

別に職務上の立場はいちスタッフで、全然偉くないし、世界にインパクトを与えることなんてしていない。

でも、ほぼ白人の中で、唯一日本人女性として、堂々と発言するのは、それなりに価値にあるのことだと、信じているのです。

そして、オーストリアで、オーストリア人ではなく、わざわざ私を雇ってくれたのだから、しかも日本マーケット開拓とか日本語話者として選ばれたのではないのだから、きっと何かを見出してもらったんだと信じているのです。

ディズニーをみて、英語のセリフを真似していた小学生が、

オーストラリアにホームステイで、英語が全然通じなくてびっくりしていた中学生が、

イギリスに短期留学して、全然英語が伸びなかったことが悔しすぎて大泣きした高校生が、

アメリカ人と恋して、盛大に破局した大学生が

インターンシップのため滞在したウクライナで、彼らにとっては海外移住が死活問題であることを知って、

ヨーロッパに魅了されてさらに英国で学位をとり、

次に目指すは中東だと、新婚時代に夫に駐在についてきてもらい、

なんのご縁か、いま、ここオーストリアにいて、世界中から集まった優秀な専門家たちに囲まれている。

そういえばこの感情、前にも、得たことあるな、と思ったら、思い出しました。

中東で駐在していたとき、あの白いワンピース風の民族衣装に、頭に黒い輪っかと赤い布を載せたをおじさんたち10人以上に囲まれ、その中で唯一日本人女性として会議に参加していたとき。

私もついにここまで来たか…と、誇らしいのと、私は一体今どこにいるんだという非現実的な思いと、ちょっと信じられない、という感情が入り混じったこの感覚。

I have come a long way.

ディズニープリンセスになりきって大声で歌ってた女の子が、ここまで来るって誰が想像しただろう。

私の希望で、度重なる海外での教育を得られたのも親のおかげだし、夫の協力なしでは今回の海外移住も無理だった。

でも、たまには自分自身もほめてあげたい。

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