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結論、私は2人とも大好きです。

 先日の帰りがけにですね、「『リョウ先生を怖いってうちの子が言うんです〜』って言われたよ」と上司に伝えられました。
 この話が私には寝耳に水で、「え?そうなんですか?」と驚きました。話を聞いていくと、スキンシップとして私がその子(Aちゃん)の頬に触れたことが怖かったそうです。ちなみにその子との愛着関係はクラス担任として、出来ていたと思うのですが…。
「リョウ先生がむしろこのクラスで一番優しいのにね〜」とフォローをしてくださったのですが、内心は穏やかではないですよ。
 思い当たる節は、その子が言うように、頬を触ったことしか浮かばず、その事実はあったことは認めました。そして今後の対策として、その子の頬は触らないでスキンシップをとるようにします、と上司には伝えました。

私のために争わないで

 翌日。私が保育室でピアノを弾いていると、1人の女の子(Bちゃん)がやってきました。その少し後ろにはAちゃんもいます。
 私がピアノを弾いているとBちゃんが気を引くように私の邪魔をしてきたので、私もふざけて「やめてよ〜」と言うと、Bちゃんは爆笑。そしてAちゃんも笑いながら「こわ〜い」と言っていました。
 そしたら事態は思わぬ展開になったのです。

Aちゃんが「こわ〜い」と発言したことを、Bちゃんが聞いて憤慨。

「リョウ先生は怖くない!!!!!!」

となんと2人でリョウ先生が怖い/怖くない論争で大喧嘩が始まったのです。

喧嘩をやめて〜
2人を止めて〜
私のために争わないで〜
もうこ〜れ〜以上〜

このやるせない気持ち

 あまりにも言い合いがヒートアップするので、流石に止めに入りました。
この時の私の気持ちが本当に言い表せないくらいに、やるせなかった。笑
 
 なんせ昨日の今日の精神状態で、「リョウ先生は怖くない!!」なんて言われたら嬉しいじゃないですか。泣
 だから私はちゃんと伝えましたよ。「Bちゃん、なんかありがとうね」と。笑

 そして私を怖いと言ってたAちゃんへのフォローにも入ります。
 「ごめんね〜Aちゃん。リョウ先生のこと、怖いんだもんなぁ…」と。なんで自ら、「私は怖いぞ〜」って言わないといけないんだという瞬間のやるせなさ。笑

 私が言いたいのは、「リョウ先生は怖くないよぉ〜」なのに、その瞬間にAちゃんの気持ちに寄り添うなら“リョウ先生は怖い“って気持ちなわけで。

自分で自分を卑下している状況に“意味わからん!!とツッコんでしまい、状況に最終的には笑えてきてしまった、というお話でした。笑


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