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人と人が向き合う場所、それが保育の現場

 先週末は卒園式が無事に開催されました。

 あいにくの天気でしたが、子どもたちの立派な晴れ姿を見ることが出来ました。今まで働いていた園とはまた違った卒園式の段取りでして、そこも新鮮に感じることが出来ました。

 “自他ともに認める泣き虫先生“と銘打ってる私ですが、今回はどうだったか?と言いますと、ウルウル程度で何とか踏みとどまりました。笑
こちらにやってきて 1年にも満たない自分よりも、さらに長く時を過ごした先生方がいるわけで、なんか遠慮してしまいました。笑

 さて、コロナの制限が完全になくなってから、今年度が久しぶりのこれまで通りの卒園式だったと思います。歌もあるし、参加人数の制限もない。マスクなんて当然ない。ふとした時に、あの期間は何だったのだろう?と思ってしまいます。
 また、あらゆる場面にAI技術が到来し、人間が担ってきた物をAIが代わりに引き受ける世界が広がっています。

 保育に関連することで言えば、そこは代替される可能性はまだまだ未知数なのかな〜と思っています。

 そんなことを思いながらの卒園式。人間同士の関わり合いがそこには確かにあり、ここにはAIが入る余地はなさそうでした。

 子どもの名前を呼ぼうとした瞬間に、言葉を詰まらせてしまい、それでも気丈に振る舞おうとしても、子どもたちの顔を見て涙が堪えきれない担任の先生。

 そんな姿を見ていた保護者や私たち職員も、温かい気持ちになったり、思わずもらい泣きしてしまったり…。人と人が向き合う場所だからこそ、そこにはリアルな感情のやり取りがありました。

 “保育園ってそういう場所なんだよな“としみじみ思ったのでした。

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