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自然と"頑張れ!"が出てくる子どもたち

 一生懸命、何かをやっている人を見ると、「頑張れ!!」って応援したくなる。

 私はこの気持ちを誰に教わったのでしょう?

川を渡るあおむし

 先日のはらぺこあおむしの人形劇の記事。多くの方に読んでいただけ嬉しいです。


 今日の記事はこの続きになります。

 さて、この人形劇ははらぺこあおむしという多くの方が一度は読んだことがあるであろう絵本を題材にしたものでした。

 ただいくつかアレンジが入っていて、鳥に襲われたり、川を渡るために糸を吐いて対岸に飛ばしたりと、あおむし君が綺麗な蝶になるための奮闘シーンが加えられていました。

 こういうシーン、絵本では全く出てきません。

 けれど、子どもたちはものすごく興奮して、夢中になって見ていました。

川に落ちそうになるあおむし

 特に盛り上がったのは川の向こうに渡るために糸を吐き、その糸を伝って対岸に渡ろうとしたシーン。

 あおむし君が自ら吐いた細い糸を辿って渡ろうとするのですが、何度も川に落ちそうになる。(この演技がまた上手いんですよ)

 すると、誰かが叫んだ。

「頑張れ!!」

頑張れの渦

 そこからは瞬く間に頑張れコールが連鎖していき、会場の視線は小さなあおむし君に注がれました。

 そして、無事に川ん渡り終えた時、みんなは「良かったー」と安堵の声を上げたのです。

保育士してるとこういう感動がある

 誰が教えたわけでもなく、自然と「頑張れ!!」が出てくるこの平和な世界。

 心の底から思いが溢れてくるのでしょうか?

 小さな子たちのそのような姿を見ると、すごく感動するんですよね。

 こういう何気ない一面に寄り添える部分は保育士だからこそだと思います。

そのままで行こう

 そんな子たちも、成長していく中で"応援することが恥ずかしい"と思ってしまう時が来るんだろうな。思春期とか。自分もそうでした。

 けれど、"どうかそのまま素直に、相手を応援出来る人でいて欲しい"と思うのです。

 もしかしたら、応援する気持ちをいつのまにか育てているのって、私たち保育者も含まれているかもしれませんね。

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