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募集馬の選別方法②

こんにちはかわぞーです。
月日が経つのは早いもので前回の募集馬選別方法①の公開から約2年が経っていました。

最近ではかわぞーノート見ました!と言って下さる方も増えたのと同時に「自分の出資馬の評価は低かったです」と悲しげに言われる事も多く心が痛みます。
今回は何故、募集馬が★の数での評価だけではなく敢えてランキング形式にしているのかも含めてお話しようかと思います。

まず募集馬評価ランキングの公開を始めたのが東京サラブレッドクラブさんの2019年産駒からです。
評価は全て1歳馬の募集時期にしておりますので現在2019年産駒たちは5歳になり、バリバリ活躍中の馬や既に引退した馬などほぼ結果が出揃う時期となりました。私の評価自体が2歳3歳時期の活躍ではなく引退までにどのくらい活躍しそうかという数年先を予測した視点での評価ですので、これからもノート公開から最終的な結果を確認するまでには長い時間がかかりますが気長にお付き合いいただければと思います。

さて、では現在までの19年産駒たちの結果はどうなっているのか、これまでXでも画像にて小出しにてご報告して参りましたがあらためて。

この年の産駒は現在OP馬が10頭!東サラさんの歴史でも間違いなく大当たりな年だったと思います。
評価の結果としてはどうでしょうか?4年前の予測としてはなんとなくそれっぽい感じに収まっている様な気もしますが‥‥人間、自己評価は高めに出してしまう傾向がありますので是非皆さまの率直なご意見を伺ってみたいなと思います。

で、実はここからがかわぞーnoteを残している重要な点で、各馬の評価が当たっていた!外れてた!という事もまぁ大事ではあるのですが1番大きなテーマとして、出資馬検討時の色々と目には見えない、表にも出て来ずらいデータを視認あぶり出すためのデータ収集や分析をする際にかわぞーノートはその一つのデータ軸になり得る物なのかという事です。

例えば募集時期に飛び交う
血統的に〜
父の傾向が〜
母のデータ的に〜
兄弟が〜
ニックスが〜
何々の◯×◯はこんな◯◯が〜
など何処か曖昧で、その馬を出資検討でのデータ上のどこに位置付けるのか。大金の出資に直結させるにしてはそのようなフワッとした内容だけではまだまだ乏しいのかなと。
こういった内容も一昔前であれば本線として考えても良かったのかもしれない。しかし時代は進み今では良血ではない馬を探す方が難しいですし、募集時にはネットを使い動画を含む多くの情報が手に入ります。さらに各クラブの募集馬見学ツアーへ参加すれば実際に馬を見たり触ったりする事もできますので。
もちろんそのような血統的な理論にも根拠となる事象や当てはまる場合も多々ありますが、目に見えない推測部分も多過ぎてこれまでの通常確率の域を出ないと考えております。
ちなみにゼロから競走馬を作り上げて行く生産者たちに限って配合を考える段階ではこういった目に見えない確率やデータを信じて配合していくしかないのでそれはまた別の話です。
が、実際に募集が始まり写真や動画が公開されてからも生まれてきた馬を見て予測するよりも目に見えない確率的なデータから推測する方も多い現状です。
たしかに募集時期のまだ不確定な時期に様々な不確定な材料を使ってこの先の未来を色々想像して出資馬を選ぶのが楽しい事も知ってます!
ただ知識としては良いのですが血統に偏った選び方の原因になってしまっているのはきっと幼い頃から遊んできた競馬のシュミレーションゲーム等の影響も一つの大きいな要因になっているのかなと。

ここまで血統について否定的な意見をたくさん並べて参りましたが何年も評価noteを続けてきてひとつ確信できた事は、逆に馬体や歩様がいくら良くても血統には敵わない場合もある程度の確率で確実に現れると言うことです。この辺りが血のスポーツたる所以でしょうか。この話は長くなるので今回は割愛させていただきますが私自身、今年から出資する際に馬体の評価とは別に新たに浮き彫りになってきたnoteの副産物として手に入れた血統的なデータを武器に戦って行こうと考えています。評価一覧表につきましては今後のデータ収集もありますのでこれまで通りの基準で公開させていただきます。

さて、話は戻りますが私の評価は過去に想いを馳せる血統理論とは真逆。
まさに今、リアルタイムで募集されている目の前の馬が主役。
各クラブ毎に同時期かつほぼ同じアングルで撮影された写真や歩様動画を私の感覚というフィルターに数千回通し、全頭に順位をつけ並び替えて可視化した一覧表。そしてそれを数年分。

ここからはこの評価が出資検討する際に一つの軸になるデータだと仮定して見ていきます。
ランキングの上半分と下半分を二つに分け、比較し易い様に左右に並べてみるとどうでしょうか?
勝利数、勝ち上がり率、引退馬率など
上から東サラ19年産、DMM 19年産、DMM20年産、インゼル20年産

1つのリストの左右差だけではピンとこなくても4つのリストの左右の勝利数を縦に合計してみるとどのくらいの差が開くのか。今後もこの差が開き続けるのであればそこには馬を選ぶ上での偶然を超える一つの基準になる何かがあると仮定できるのではないだろうか。
この表を分布図として見た場合明らかに出資して良いエリアとそうでないエリアが一目で分かるのではないか。
もちろん私の評価一覧は世の中にあるデータの中の一つでしかないので、他にもいくつかの信頼するに足り得るデータを見つけ出し、オリジナルで重ね合わせて絞り込んでいく事で出資馬選びの精度は飛躍的に跳ね上がるだろう。
と、いう私の中ではまだまだ終わりのない成長途上の研究データの一部を販売させていただいてる現状です。
序盤でもお話した通りただ一頭ずつを評価しただけでは当たった外れただけで、自信はつくかもしれないですがその先の研究には役立たない。
私が各馬のコメントをしないのは一頭一頭良い所もあればダメな所もあるがそれらを全て含めて出した順位がこの先のデータとして必要で、自分が理解出来ていれば良いだけの内容を細かく書き残す必要がないためです。
ですのでノートを残している理由が他の評価されている方とは考え方が違っていて、微妙にニュアンスは違うかもしれませんが色々な視点から事実を浮かび上がらせるためのミクロとマクロの違いのようなイメージです。

最後になぜ今回サンデーや社台、キャロット、シルクの表を使用していないのか、、、
実はこの4つのクラブを比較、研究した結果これまではデータとして目に見えてこなかったクラブの本質や特色、そしてその他様々な驚愕の事実が色濃く浮かび上がって来たとか来ないとか。。。

ここまで色々お話して参りましたが、私の頭の中の答えを全て記すのもアレですのでここから先はまた次の機会にということで。


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