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ご当地小説を書いてみる

こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。

今年に入ってから、とにかく毎日書く習慣を身に作ることを最大の目標として活動しています。いま170日間くらいは続いていて、その期間で7つの作品を書きました。同人誌用の作品や公募エッセイ、短編、童話などいろいろ書いているのですが、今書いているのは応募予定の「ご当地小説」です。このジャンルは初めて書きました。

地方文学賞にそれなりの確率で「◯◯由来の作品であること」という規定がありますよね。この規定のある作品への応募をすることにしたんですね。ちょうど地元でもあったので、書きやすいかなぁと思って。

しかし、今回書いてみて思ったのは、とても難しい、ということです。条件が一つ加わるだけで大変難しかったです。

何がどう難しかったのか。それは、思考を曝け出して振り切って書こうとする、制御せずに書く要素と、ご当地で書くという縛りはとても対比的な関係だからです。

ご当地小説なので、なぜこの土地で書くのか、深い意味合いがないと成立しないだろうなと考えていて、小説の素材を熟考した上で書いてみたわけですけど、そうなると、この選択した「ご当地要素」をうまく生かさなければならない、という視点に引っ張られちゃうんですよね。そのため、人そのものを描き切ることがより難しくなりました。

もちろんうんうん唸りながら解決しようと頑張りはしました。ただ、どこまでうまくいったかなぁ。改めて商業作家の人すごいなぁと思いました。読者に求められているところにストライクを投げつつも、作品のクオリティを保つというのはやはり、とても難しいですね。

いまの僕に必要なのは、たとえ暴投だとしても思いきり投げることのような気がしています。いろいろな条件が加わると、コントロールが行き過ぎ、へなちょこボールになりそうで。そうなると、もはやお話にならないので。

今回書いてみてよかったです。やはり僕にとって圧倒的に足りていないことは、センスとか才能とかそういう話は置いておいて、書くという経験そのものです。もっと書こう! 引き続き執筆量を確保できる習慣化作りを続けていきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。明日も負けない心で行きましょう!

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<ちょっと宣伝>

僕の所属している「ペンシルビバップ」とは、テーマを一つ決めて書く文芸総合誌を頒布する文学サークルです。今回のテーマは『幽霊』です。本サークルは10年以上活動を続けています。今度の作品で37作品目となります。


小説だけではなくて、エッセイや短歌、詩なども掲載しています。既刊もいくつかありますので、ぜひお立ち寄りくださいませ!


①イベント名

 文学フリマ東京38

②日時

 2024年5月19日(日)12:00〜17:00

③場所

 東京流通センター第二展示場 Fホール

④ペンシルビバップのブース 

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