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川和、森美術館「私たちのエコロジー」に行く。

こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。

今日は久しぶりに美術館に行ってきました。森美術館で開催されている20周年記念展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」を見たくて。

この企画展には「環境危機に現代アートはどう向き合うのか?」という副題もついていて、文学を書こうとしている僕にも参考になることが多そうだなと思い見にいきたかったんですね。

感想として第一に思ったのは、結局のところ、環境問題に対して僕はなーーーんにも真剣に考えていなかったんだなということです。

「どうせ、人類は滅びちゃうんだろうなぁ」くらいにしか考えてなかったんですよね。SDGsは学校教育で盛んに言われていますが、まぁ難しいんじゃないかと。

生成AIはじめ、科学はどう考えても止まるとは思えなくて、折り合いもつかなそうで、近い将来には臨界点を突破して人類消滅なんだろうなぁ、と思う人は、僕だけではなくてそれなりにいると思うんですね。今年は秋を感じられなかったですし。

それはとても寂しいこと、というよりは、実感がなさすぎて考えられない、と言っていいかもしれません。

近しい事例をあげることができます。例えば、いまも戦争が続いていて、それでも朝はやってきて、僕は仕事にいき、戦争が起きている実感が日常としては感じられません。

これと同じように、環境問題に対してもなかなか実感を持つことができなくて。つまりは、身近な問題として掴むことができないということです。みんなはできているのかな。すごいなぁ。

僕みたいな人にとっては、環境について、掴むことができるきっかけを与えてくれる企画展だなと思いました。これが一番よかったですね。人間を巡る環境問題をテーマに小説を書きたいとすら思いました。

また実感が持てなくなったときは、展覧会カタログを購入したので、パラパラと巡ってまたこの思いに辿り着きたいです。

執筆に活かす視点では、この美術展に限らず、いつもたくさんの学びがあります。全部書くとダラダラしちゃうので書ききれないのですが、一つ選ぶとしたら、「自分一人の力はちっぽけかもしれないけれど、ちゃんと自分の言葉を届けたい、表現したい」と改めて思えたことですね。

アーティストの人たちがしていることを、単なるアマチュアの小説書きの僕だって、ちゃんとしようということです。

僕が顧問をしている吹奏楽部の演奏もそうですね。プロだとか、アマチュアだとか、技術とか経験だとか、それはもちろん大きな要素だと思いますけれど、いったん置いておいて、表現者なのだから自分の伝えたいことをやりきりたいですね。

一人ひとりが自分の置かれた立場で確かな声をあげることができれば、総体としてうねりとなり、何かが変わっていくきっかけの一つになりえるんじゃないか、そんな感触を持つことが出来ました。

やっぱり美術館に行くのはいいですね。次に行けるのはいつなのかな。また機会を見つけて足を運びたいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

明日も負けない心でいきましょう!

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