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学生の時は知らなかった優秀さの条件~気づき編~
前回は、学生時の僕がハイパフォーマーについて勘違いしていた事を話した。(前稿:shorturl.at/qyJR0)
今回は実際に僕が見て学んだハイパフォーマー達の真の共通点について話したいと思う。
結論
僕の観察では下記の三つがハイパフォーマーに見られる共通点だ。
・情熱量
・ディテールへのこだわり
・人間関係を良好に保つ力
どれも学生時には過小評価していた項目だ。
情熱量
レイヤーが高くなるほど、スキルだけではどうにもならない世界に入る。
仕事に明確な答えがなくなるからだ。
そういった環境下でパフォーマンスをあげるのに必要な事は常に自己記録を追求する姿勢や新しい事に挑戦し学び続ける感度だ。
ゆえに仕事以外の時間も仕事に結びつけて考える(無意識に考えてしまう)人間の方が圧倒的にパフォーマンスが高くなる。
どこの会社でもハイパフォーマーはオタクが多い。
仮に一つ一つの仕事の生産性は低くても、一回で学ぶ量が大きいのですぐに地頭勢を追い抜く。僕が見てきた世界ではそうだ。
例えば地頭・コミュ力勢は最初の3年はイケてても、どこがで情熱の壁にぶちあたってしまう。その壁の向こう側は、情熱がある者だけが残るのだ。
業界内の情報感度からエクセルのショートカットまで、自分が好きな事を追求するために全て徹底的にこだわり、毎日新しい技術を盗んでいく。
ハイパフォーマーは、職場教育で教えられるエリアを突き抜けているからハイパフォーマーなのだ。
仕事に対して並々ならぬ情熱を持っている人しかそこにはいけない。
ディテールへのこだわり
学生はビジネスセンスや発想力など、目立ちやすい大きなスキルに目がいきがちなので、ディテールは軽視しがちな項目no.1。
だが実はここが1番差がつく。
実際に自分がマネジメントを任される様になり、今23-25歳のジュニアを見ていると、言葉遣い、資料の構造化、同僚のケアなどをとっても、圧倒的に取り組みの質に差が出ている。
そしてそこにこだわれる人間はすぐにハイパフォーマーになる。
エクセルシートを美しくしたり、成果物が完璧である必要はない。
スピードも大事。
ただ「お金につながる」項目を自分で考えて、そこに意識を向けて徹底的にこだわって準備できるか、が大事なのである。
例えば取引先にプレゼンをする時に、先輩に代わって任されたとしよう。
大チャンスだ。
パワポを見ながら発表を2,3回練習する人はそこそこいるが、実際に時間を測りながら20回音読する人はどれだけいるだろうか。
僕は5%もいないと思う。
だから若手の頃はここで差がつくのだ。
やってみると分かるが、声に出してを20回も練習すると、滑った時の対応まで計算に入れて本番に臨めるのだ。
この準備を本気でやりぬける後者の人間が、ハイパフォーマーだ。
人間関係を良好に保つ力
人間関係といっても、学生の頃のコミュ力とは全く違う。
学生のコミュ力は価値観の近い人間と楽しく過ごす能力だ。
社会人になってからの人間関係構築能力は、自分で他人との距離感をコントロールする能力だと思う。
嫌われては話にならないが、逆に距離感が近すぎると政治に巻き込まれトラブルになる。
好かれるためのノウハウと、嫌われないためのノウハウを組み合わせた上で、自分が望ましい方向に絶妙に立ち回れると、仕事の障害は減り、おいしい仕事はやってくる。
僕の実感として、生産性スキルを学ぶよりも先に人間関係を良くする方が、結果的に仕事が円滑になり成果を出す効率が上がる。
そのためには、常に周りを見ていないといけない。
実際、ハイパフォーマーは見てない様で周りをきちんと観察している人が多いのが共通点だ。
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