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過去の自分から見る、今後のキーワード

わたしという人は、昔からちゃっかりしているというか、運がいいというか。あんまり悩んだことのない人生だったかもしれない。

職人の父と専門職の母から生まれた3人姉妹の長女。昭和の最後に東京の下町に生まれ、7歳のときに、叔母がグラフックデザイナーだったこともあって、「おばちゃんと同じ仕事する!」と言っていたのを今でも覚えている。

それが今でもこうして仕事として成り立っているのだから、言葉にすることのパワーみたいなのを感じる。

中学は部活が強制だったから、夏しか活動しない水泳部に入部して、夏を過ごした。そんなに早く泳げるわけでもないのに、ただ、めんどくさいからという理由だったような気がする。

高校進学で悩んだときに、私が入学する予定の年に女子校から共学へ変わり、制服も、いろんなことが新しくなる予定だという、私立のデザイン科がある高校を見つけ、そこに進学。あぁ私はこの頃から「新しい」とか「始まり」みたいなワードに心惹かれていたんだな。

高校はすごく楽しかった。生まれ育った東京下町のあのガチャガチャした感じではなく、都内の真ん中に方に住んでいる子や、千葉、神奈川、鎌倉とかから来ている子もいたなー。住んでいるところが違ければ、いろんな基準が違う。同じ歳なだけで、こんなに世界が広がることを体験できた。先生も自分で制作活動をしている人が多かったような記憶があるから、先生っぽくない、各自の価値観で生きているのを知れるような感覚だったな。あの高校に行ってなかったら、私の価値観はきっと狭いままだっただろうし、今みたいに生きてはいないだろう。

友達だけで行く初海外も、高校の卒業旅行で友達と行ったグアムが今でも結構思い出に残ってる。そんでその時の写真は今でも実家にアルバムになって残っている。その頃は古着とか好きだったから、前髪が数センチしかないくらいのパッツンで、いわゆる原宿系的な服装なのも、恥ずかしい思い出だ。

学生時代のバイトは高校生にしては高額の時給1,000円のコンビニバイトや、簡易な和服を着て、料理を運ぶ普通の猪料理のバイトでこれまた時給1200円とかで、今考えるとまぁまぁいいバイトして、自由に遊んでの日々で楽しかっただけだなぁと。

懐かしい過去だ。

過去を振り返ると、なんか苦労してないな。笑


辛かった記憶とか全くないことに、わたし自身びっくりしている。

ここから自分で自分を分析してみようと思う。

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きっとこの頃は、興味があることに素直だったんだと思う。例えば、高校選びを地元ではなく、電車で1時間弱の場所へ決めたこと。この高校は同じ中学からは誰も行っていないから、もちろん友達もいない。全てが一からのスタートで、全てが初めての経験になる。

誰も自分のことを知らない場所で、新しい生活をすることに、不安はあったかもしれないけれど、それでも自分の興味やワクワクが勝ったのだろう。面白い。そういうところ、躊躇しない自分、面白いわー。

今でもそういう気質はきっとまだ残っている。この頃の感覚を思い出して、「まだ見たことのないもっと面白い方へ!」という感覚を意識していこう。

それが私のキーワードな気がする。

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