Appleも京都も異端児だ。スティーブ・ジョブズの水平思考。

低迷していたAppleにスーティブ・ジョブズが戻ってきて以来、次々と人々を魅了する製品を世に送り出した話は有名です。自分はアップル信者というわけではないですが、たとえばパソコンでいうと、Windowsの方が使いやすいです。Macは癖があるというか、とにかく何かこだわりがあります。

先日、元Appleの社員だった方のブログを見つけて読んでいたんですが、その中の記事にAppleの秘密がありました。すごく読まれていた記事なので、全然、知らなかったのがちょっと恥ずかしいやら。

Appleに戻ったジョブズが最初に始めたことが記事に書かれています。興味のある方は読んでみてください。記事の内容を一言でいえば、「世の中を変えてきた人たちは破壊者だ」というものです。これまで当たり前で常識と思われていたことを、ぶち壊してしまう、そういう人たち。Appleが目指すものは、そういう会社でなければならない。これがジョブズの考えたことです。

世の中を変え、世の中を前へ進めるなんて、普通の人はあまり考えないと思いますし、自分もそんな考えはないです。しかし、言われてみれば、音楽の世界なら、ビートルズ。当時、世界中に旋風を巻き起こしたわけですが、メンバーは実に問題児。ジョン・レノンなどほんとに不良です。

伝統と格式のあるイギリスにおいてビートルズが生まれた訳は、音楽を通してビートルズがイギリスの古い常識をぶち壊したかったということだと思います。そのビートルズのメンバーは常識はずれの問題児。何か面白いです。若さ故の思い上がりかどうか。

日本だと織田信長。100年続いた戦国時代を終わらせるために現れた革命児。それまでの封建社会をぶち壊し、世の中を前へ進める。信長は若いころは"うつけ"者とまわれりから呼ばれていましたし、今でいうならやっぱり不良で問題児です。

ところで先日、ネットの何かの記事で読んだんですが、世界の人たちがもっとも魅力のある街として京都を1位に選びました。それまでは2位くらいだったみたいですが。

仕事でよく京都へ行ってたんですが、京都は手ごわいです。実にコンサバ。京都だけで一つの国が作れそうに思えるほど浮いてました。「一見さん、お断り」の京都です。世界中がどんどん変わっているにもかかわらず、あくまで昔と変わりない京都を続ける、そのこだわりは実に問題です。進化をさせようとする人たちからみれば、京都はほんとに問題児ですね。でもそれが魅力なんでしょう。世界一、魅力のある街に選ばれたんですから。

破壊するにしても、守り続けるにしても、やるならやるで徹底的にやるべし!世の中を変えるほどでもないにしても、やりたいことがあるなら徹底的にやってください。

元Apple社員の梶原健司さんという方が書かれたAppleの記事はこちらです。

http://kajikenblog.com/?p=4422

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