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いつの間にか、noteで北海道に住む方々の記事を読む機会が増えている。時には「知ってる知ってる!」だったり、懐かしかったり、「知らないけど、オット知ってる?」って会話のきっかけになったり。 結婚して1年しないうちに、札幌に移り住んだ。夫は札幌で育ち、学生時代を過ごした。ニュージャージーで3年を過ごし、二人で1年弱を過ごしその後、札幌へ。一緒に6年住んだうち、子供がいない間の4年半は、道内あちこち旅行したものだった。ちなみに義母は、函館の人。 なかなかの北海道のベテラン
エルトン・ジョンの「ロケットマン」を観てから、彼の昔のアルバムを繰り返し聴いては、歌詞にこめられた思いを感じている。特に食傷気味だったはずの曲たちに、改めて心揺さぶられている。 エルトンの、澄んでよく通る声と、ドラマチックで時々重さが出るピアノの旋律は耳に心地良いけれど、そこには彼の複雑で悲しく、寂しく、強い思いが隠されている。歌詞に含まれる相方バーニーの思いの深さを感じ、また聴きたいとリピートボタンを押す。 そして夫が買ったサントラも、時々かけてみる。そこには、エ
「今度、香港からの学生さんたちと一緒に、近辺を観光してみる?」 「へえ。面白そうだね」 夫の仕事の関係で、香港から来た大学生20人たちと行動を共にする機会があった。 「何のために?」「何をしていれば良いの?」などと聞くと、「何もしなくて良い」。「時々ビデオや写真でも撮ってあげて」。 ええ! 本当に見てるだけ? 不思議。と思ったけど、それだけの人数を一人でも多くの日本人の大人が見守っている方が良いとか、撮影隊としてとかのようだ。 学生さんたちからした
息子の体調が悪くて、学校を休み、病院に連れて行った。幼い頃からのかかりつけの病院。こちらに引っ越してから、あちこち探して、結局割と近い所に、相性の良い病院があった。 度々体調を崩す息子が、あまり丈夫ではないことや、私の方が時には症状が重くなること、色々事情をすぐに把握して適切にケアしてくれた。 何よりも、息子の無邪気さや、息子と私とのやり取りを楽しんでくれる先生。私より20歳くらい年上だろうか。 雪降る季節に、スキーを始めて間もない息子が、鼻水垂らしながら誇らしげ
映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を観た時、少し情緒不安定になりそうだったのを覚えている。あの、2001年9月11日の連続テロがあったうちの一つ、ワールドトレードセンターに仕事に行って被害に遭った人がいる。その家族の話。 今回は映画の話をしたいわけではない。 幼少期、ニュージャージーに住んでいた頃は、少し車で出ないとニューヨークは見えなかった。直線距離としては近かったのだけど、地形でニューヨークが日常の中に見えていたわけではない。父はニューヨークで仕事が