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何度も読み返したい、皆さんの投稿note

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心を動かされたnote、笑ったnote、感心しちゃうnoteなど、何度も読み返したいものをまとめています。載せられて困るようでしたら、外しますので遠慮なく伝えて下さい。
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2021年2月の記事一覧

ひとりより、ふたりで。

「家から出てってくれない?」 金曜日の夜、妻が言った。食卓に並べられたご飯の前で、僕は凍りついた。 「あ、明日の話だよ?ほら、準備があるからさ、日曜日の」 準備?ああ、そうか、日曜日は14日、バレンタインだ。その準備のことか。入籍してもうすぐ1年、ついに家から追い出されるかと思った。 妻といるとわかる。彼女は準備が好きだ。誕生日やクリスマス、記念日などをとても大切にする。人に喜んでもらうことが嬉しいのだろう。その姿勢には、いつも感心させられる。そして、もちろん尊敬して

息子によるバレンタインデーの解釈

年少の息子、2週間くらい前から、やけにバレンタインを楽しみにしていた。どうも彼のバレンタインの解釈は私と違うということが分かった。 *** ようやく、息子が待ちに待ったバレンタインデーである。 前から、近所のスーパーで見かけたトミカ型のチョコが欲しいと所望されていたので、購入してこっそり隠しておいた。やっと日の目をみるチョコ。 息子、チョコを渡すととっても喜んだ。よかったね。 が、そこで終わらなかった。 「ぼくがおかあさんにあげるぶんをつくりたい」と言い出したのだ。

2人の母を見て、「食べることは生きること」に足りなかったもの

子供の頃、「食」は苦痛でしかなかった。結婚してからは、「楽しく食べるのは、生きていると実感することなんだな〜」としみじみ思う。 : 私には2人の母がいた。 産みのママ、父親が再婚して継母さんになった人。 継母さんは料理上手…にならざるを得なかった。 男尊女卑が当たり前で偏屈な父親は、家事は一切しない(わりにケチをつける)。そこに当時育ち盛りの高校生だった兄、小学6年生の私、小学校に入学したばかりの妹と3歳の弟がいた。 継母は私たちの健康と、口うるさい父のために頑張って

ワンダヴィジョン5話のラストに出てきた人の話

※ワンダヴィジョン5話のネタバレあり 毎週金曜日の17時になると、真っ先にディズニープラスを開いて最新話をダウンロードする生活が続いています。 ワンダヴィジョン、四話から急激に物語が進んで、もうこっちの心臓と脳みそはバックバクですよ。毎週感想書き溜めてるので、最終話放送後にnoteに載せようと思っています。 さて、問題の第5話ですよ。激動の第5話。 最後に出てきた人のこと、ピエトロって言ってるじゃないですか。ワンダの死んだ双子の弟。 でもウルトロンの時に死んだピエトロと