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何度も読み返したい、皆さんの投稿note

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心を動かされたnote、笑ったnote、感心しちゃうnoteなど、何度も読み返したいものをまとめています。載せられて困るようでしたら、外しますので遠慮なく伝えて下さい。
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2020年7月の記事一覧

パリのバスで会話したおじさんの家に呼ばれてアンアン言わされてしまった話

注:性的・ショッキングなシーンはありませんので安心してお読みください。 私がフランスに留学していたのはもうかれこれ10年前のことだが、海外ヘ旅行に行ったり留学した学生さんたちが怖い目にあったり、殺害されてしまったなどという話を聞くたびに今でも思い出すエピソードがある。それがタイトルの話である。 ああ、あれは笑い話で済んだけど、相手が悪かったら今生きていなかったかもな。と今になって恐ろしくなるのである。 なのでこの話は、面白いかもしれないけど、良い子は絶対マネしちゃダメよ、と

知りたいこと

何を見て 何を想って 何を見つめて 何を手にして 何を感じながら 何を思い出にして 何を忘れて どうやって ここに立っているのか 知りたいなと願ってしまう ぼくにとって 君の感じ方は あまりにも素敵だから それはまるで 夜景の一粒のよう

ちょっと寂しいんだ

あけ方に少しだけ憂鬱になる となりに置いてきた昨日を 何となく見ないようにして 朝を覚悟する カッコイイ毎日ではなく 喜び多くでもなく 月の半分は こうやって朝を疎ましく思う それだけれども ぼくは ばかみたいに『過ぎた1日』を毎日想う にじむ程に『さっき今日だった昨日』を想う いたって素直に感じるこの心の動きは てんで道理とは合っていない くちびるを噛んで考えた れっきとしてそこにある想いなのに るいを見ない程の可笑しさも感じる のっけから奇妙な感

可愛いお医者さんごっこ

医療器具に見立てたおもちゃを床一面に広げた息子が、私に問う。 「ママ、どこか悪いところありますか?」 「お腹の脂肪が気になります」 「じゃあちょっと見せてください」 「ついつい食べ過ぎちゃって、お腹が飛び出てるんです」 「あー、本当ですねぇ!ぽんぽんだぁ!」 (容赦無い反応に傷付く私) そして息子は聴診器らしきもので私の背中やお腹の音を調べ、飲み薬を処方し、ついでに脚とお腹に絆創膏を貼ってくれた。 「黄色の絆創膏だよ。ピカチュウ絆創膏だよ」 「ありがとうございます、可

星の間に閉じ込めて

星が瞬きをする間に どのくらいの明日を願ったのか 鳴らなくなった口笛や 組めなくなった脚も 仕方がないなんて言わないで 手を添えて治してあげればいい 心に触れることなんて 簡単にさせてはだめ いま自分が自分を抱けないのに 早まって誰かに抱かせないでいい はぐらかさないで自分に応じて じっと耐えているんじゃなくて まだ待っているだけなのかもしれないと 冬 蔓がのびて葉をつけて 手の中に収まらなくなったら いつか見たような広い畑の畝を たくさんのやさ

「読む」ということ

6月から・・・いや5月?、もしかしたら、随分前からかもしれません。 実は、「文章を読む」ことが億劫になっちゃったのです。 それをハッキリと自覚したのが、先月の始め。とある会議に参加したとき、分厚い資料に目を通したのですが、以前ならサッと読んで理解できたのが、この時は、水をはじくような感じで内容が染みこんでいかなかったのです。スーと吸収できませんでした。 左脳と右脳、書類を読むために脳を切り替えなくてはいけないのに、その切り替えがうまくできない・・・そんな感じでした。