【かるた】な/難問
【な】
なぞなぞ 難問 なまけもの
〈子供の話は難問に近い話〉
小さい人がお弁当を完食して帰ってきてくれました。母の務めは果たせたとほっとしております。毎回お弁当がある度にわーわー騒いで申し訳ない限りですが、なんとか時間的にもアウトよりのセーフ(と言うかアウト)で持たせることが出来ました!?(そのあたりの時間についての話はまたの機会に)
*
お弁当も年少の間は、園の方針で「おにぎりのみ」だったので、それ程気負わずに作れていたのですが、年中から「おかずあり」となり、好きなものだけを詰めた上に彩りと栄養を考え、尚且つ時間内に食べられるもので、母が朝の忙しい時間内に作れるものとなかなか条件が厳しいのです。
その上で、小さい人にも入れて欲しいリクエストを聞きます。
「明日のお弁当何食べたい?」
「昆布のおにぎり」
「はいはい(佃煮の在庫大丈夫)」
「からあげ」
「はいはい(冷凍でいこう)」
「デザート」
「はいはい(りんごでうさぎにしておこうか)」
___
幼稚園から帰ってきた小さい人が、おやつを食べながら夫と話している。
「お弁当どうだった?」
「、、、りんごが1個だった、、」
ちょっと不満そうに小さい人が言った。
「?1個?」
こちらは園のアレコレを片付けながら話には入らず2人の会話を聞いていたのだが、夫の頭にクエスチョンマークの花が咲いている。
夫としては「美味しかった」とか「みんなと食べて楽しかった」みたいな答えを期待しての質問だったのだろうが、その答えが「りんごが1個だった」なのだ。なかなかの難問だ。
話を聞きながら朝作ったお弁当を思い返す。今回お弁当に入れたりんごは2つ。1個ではないが、母はピンときた!謎は全て解けた!
小さい人に問いかける。
「りんごだけじゃなくてみかんも欲しかった?」
「そう!デコポンも入れて欲しかったの!」
(デコポン犯人は貴方だ!(おしり探偵風に))
母大正解で大満足。
この間、頂き物のデコポンを朝食に出したら「酸っぱそうだから要らない」と言っていた小さい人。「酸っぱく無いから食べてごらんよ」と言って渋々食べたら凄く美味しくて「美味しー!」と感動してたのだ。だから、りんごだけじゃなくてデコポンも食べたかったのだろう。
ああ、そうだ
「デザートが欲しい」に対して「りんごで良いか」聞かなかったなぁと反省。
デコポンの在庫を確認して「次のお弁当にはりんごとデコポン両方入れるから!」と約束した。
[ここまでが前回のお弁当の日の話]
そして今日持って帰ってきたお弁当箱を開けるとりんご1かけ、デコポン3切れ(入れた分の半分相当)が入っていた。
「あれ?食べる時間無くなっちゃった?」
「ううん、、落としちゃったの、、」
ああ、可哀想な小さい人よ。
夕飯後、冷蔵庫から朝のお弁当に入れなかった残りのデコポンを小さい人にだす。
「あ!デコポン!食べていいの?」
「いいよ、全部たべて」
夢中で美味しそうに頬張る小さい人を見て母は満足です。
そして、余ってるからと朝食べちゃわなくて良かったと自分を褒めてあげたい気持ちでいっぱいです。
〈朝の自分グッジョブな話〉
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